テレビ界きっての多趣味人で、博識の石原良純さん。50代で人生により磨きをかける日々の中で感じている、カラダのこと、天気のこと、そしてニッポンのこと。何事も前向きに生きれば、日々是好転! 月に100km走り、体幹トレもベジファーストもやってるという石原良純さん。体のことには人一倍、気を遣っていたはずなのに…。
薄ら寒さを感じながら1日過ごしたのがいけなかった…
ウェーン、喉が痛いよ。声が出ないよ。
僕は季節の変わり目に、風邪を引いてしまった。
宇都宮ロケでのこと。天候不順の九月、久しぶりの晴天に恵まれたのはラッキーだが、晩夏の陽の光は真夏のそれと何ら変わりない。日向に出れば陽の光はたちどころに、肌を焦がし、シャツに汗を滲ませる。
ロケ現場の控え室は、築五十年の古いビル。全館空調の館内では、一室だけクーラーを切ってもらうわけにもいかない。せめて肌着を脱いで乾かして、薄ら寒さを感じながら1日過ごしたのがいけなかった。
新陳代謝を活性化させることが「風邪菌撲滅」の近道!?
風邪を引いてしまったとなれば、やることは決まっている。早寝。
家に帰った僕は、飯を掻き込み子供よりも先に風呂に入って寝床に着く。そんな時は、いつもならば食べ方がどうの、洋服の脱ぎ方がどうのと口うるさい妻も、僕のことを完全に無視しておいてくれる。
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- 薄っすらと汗が出る。ここが我慢のしどころ