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石原良純の「日々是好転!ときどきカラダ予報」

石原良純 僕の働き方改革の行方

第60回 好きでやっているのだから、休みがなくなっても文句は言えない

 石原良純

テレビ界きっての多趣味人で、博識の石原良純さん。50代で人生により磨きをかける日々の中で感じている、カラダのこと、天気のこと、そしてニッポンのこと。何事も前向きに生きれば、日々是好転! 今年4月から石原さんの所属する事務所では「働き方改革」を開始したそうです。石原さんも最初は、週に一度はオフの日を設けていたにもかかわらず、この7月は月末まで休みなしの状態に…。その原因とは。

石原さんが飛行機から撮影した夏空にわき立つ積乱雲。

 東進する台風6号と共に、梅雨前線が天気図上から消えた。

 日本列島に横たわる梅雨前線の雲の帯が、クルクルと回りながら北上して来た台風に、まるで綿アメのように絡め取られ、一緒に東の海上へ去って行った。

 台風+梅雨前線は大雨。大雨の後、梅雨明け。それは典型的な梅雨明けパターンのひとつだ。

 梅雨末期には、太平洋高気圧のヘリを回り込むように暖かく湿った空気が日本列島に流れ込む。湿った空気は山に突き当たり雲を湧き起こす。高く湧き上がった雲は、雷鳴を轟(とどろ)かせ、突風を吹き降ろし、やがて大雨が地上に降り注ぐ。

 時は1560年、熱田神宮で戦勝を祈願する織田信長もそんな雷の音を聞いたのかもしれない。

 三河と尾張の国境を越え、上洛を目指す今川義元軍は四万五千。対する信長軍は僅(わず)か三千。絶体絶命の危機に瀕した信長は籠城ではなく野戦を決意した。神前に響く雷の音。天候の急変、大雨を確信した信長は、全軍で桶狭間で休息する義元本陣への奇襲攻撃に打って出た。

 これは小学生の僕が見入ったNHK大河ドラマ『国盗物語』の前半のハイライトシーン。湘南の空の広い街に育ち、空好きだった少年だった僕は、天気予報にも才能を発揮する信長に魅せられて、歴史好き少年になったのかもしれない。

1994年にテレビ東京で放送された『織田信長』に織田信行役で登場した石原さん。(写真提供:湘南ブラザース)

 とはいえ、合戦があったとされる旧暦の5月19日は、新暦でいえば6月12日。まだ梅雨末期とは言い難い。合戦の場所も桶狭間ではなく田楽狭間だとも言われるし、決して奇襲攻撃ではなく正面攻撃の正攻法だったとも言われている。ドラマはドラマ。あくまでもフィクションの世界に違いない。

 『国盗物語』で主人公の信長役は高橋英樹さん。僕も数々のドラマで共演させて頂いた。近年は、歴史番組やクイズ番組でもよくご一緒する。

 かつて年末年始の大型時代劇で、英樹さんが信長役、僕が弟の信行役。兄の高橋英樹さんに命じられ、僕は無念にも腹を切らされた覚えもある。英樹さんの場合はテレビや映画の役柄から歴史が好きになられたのだと聞く。

 梅雨明けの頃、歴史好きが桶狭間に想いを馳(は)せようと、そんなことに普通の人が興味があろうはずもない。夏休みに入ったというのに、お陽様が拝めない曇天をうらめしく見上げ、早く梅雨が明けろと祈っていたに違いない。

 去年の関東地方は、記録上初めて6月中に梅雨が明けた。7月とはいえ35度以上の猛暑日が続いた去年のことを思えば、今年の7月は格段に過ごしやすかった。僕は空気が少し肌寒く、涼しい北東風に乗って細かな霧雨が街を濡らす昭和な梅雨景色が決して嫌いではない。

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