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石原良純の「日々是好転!ときどきカラダ予報」

スポーツで上達したいなら“能書き”が大事!

第46回 今、僕のテニスが絶好調なワケ

 石原良純

20代のころは、“能書き”の大切さを真に理解していなかった。

 三つ目は、サーブ。グリップを薄く握り、トスを上げたらテイクバックでしっかりとラケットを肩に担ぐ、どこでラケットにボールが当たるのか不安でも、とにかく肩に担ぐことをイメージする。するとサーブもインパクトが厚くなって、ボールに回転がかかり、サービスラインいっぱいに強い球が入る。球速が落ちるセカンドサーブも、コート深くに入ってくれるから、相手に反撃を喰わずに済む。

 まだまだある。四つ目は、サーブのリターン。下手っぴは試合の大事なポイントであっけなくサーブ、リターンをミスってしまったりするものだ。相手のサーブに威力がなくても、こちらが勝手に力んでネットしてしまう。これは、体が止まってしまっているから。

 だから、相手サーブのインパクトの瞬間にピョンと跳んでみる。すると余分な体の力が抜け、足が動くようになる。最初の一歩が動けば後は普段通りのストロークをすればいい。ラケットを早く引き、インパクトの前には小さなステップで打点を修正する。

正しいフォームを覚えればスポーツは強くなれる

 テニスに興味のない人は、「素人が何をダラダラ能書きを」と思われるかもしれないが、この“能書き”が大事なのだと五十を過ぎた僕は悟っている。

 二十代の僕ならば、ジムでバーベル、河原でダッシュ。体を鍛えれば、パフォーマンスが向上するのかもしれない。しかし残念ながら、そんな余力はない。

 運動すると体が痛い。でも、運動しないとお腹まわりに肉が付く。痛みをとるか肉をとるか、ギリギリの選択を問われるのが五十代なのだから。

 だから“能書き”をバカにしてはいけない。テニスしかり、ゴルフしかり。ジョギングにだって、速く走れたり、疲れず走れたり、怪我しない走り方がある。正しいフォームを覚えればスポーツは強くなれる。

 若い頃、よくゴルフを御一緒していた石原プロの先輩、神田正輝さんは、ラウンド後の風呂上がり、必ずクラブハウスに置いてあるゴルフ雑誌を手にされていた。

 プロが教える、ドライバーショット、アプローチ、パットの頁(ページ)を興味深げに目を通す。きっとその日の自分のゴルフを振り返りながら、新しい技術を修得しようとしておられたのだろう。

 その時の僕は、世界のゴルフコース紹介やクラブハウスの名物料理紹介の頁にしか目がいかなかった。神田さんは、当時もシングルプレーヤー。僕も五十にして、上手な人ほど論理的にスポーツを楽しんでいるのだと気がついたのだ。

 「あ~あっ、雨か」

 折角、テニス熱が高まっているのに。今、練習しないと、直ぐに学んだことを忘れてしまうのだよなぁ。

石原良純(いしはら よしずみ)
俳優・気象予報士
石原良純(いしはら よしずみ) 1962年1月15日生まれ。神奈川県逗子市出身。慶応義塾大学経済学部卒。テレビ、舞台、映画など幅広く活躍。趣味はマラソン。自宅から10キロ先の所属事務所まで走って通うことも。

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