街はパニック博多どんたくになっていた
福岡編は、『パニック博多どんたく』『燃えよ玄界灘』の二本。
『パニック博多どんたく』は、そのタイトルどおり、どんたく会場を舞台にした爆弾テロ騒ぎ。実際のどんたく開催期間中にロケをしたのだから、それこそ街はパニック博多どんたくになっていた。
『燃えよ玄界灘』は、博多湾の海上決戦。犯人一味に拉致された五代純刑事こと僕を乗せた大型船を、百隻もの漁船が取り囲む。一味のボスに僕が撃たれそうになったその瞬間、ヘリから大門団長のショットガンが炸裂する。撃たれる犯人。その一人の手にした手榴弾が船の甲板に転がって、船は大爆発。僕は、すんでのところで荒海に飛び込んだ。
すっきり目覚めることこそ、毎日を楽しく暮らす秘訣
この冬、その時の映像が北海道小樽の「石原裕次郎記念館」で流れているのを発見した(関連記事: 「“四季”を楽しむ北海道ツアー三泊四日、石原家の場合」)。二十歳の僕は、どんな思いで海に飛び込んだのか記憶はない。でも、今にして見ると当時の僕は、結構頑張っていたようだ。
思い出の福岡でレギュラー番組。遅刻する訳にはいきません。目覚ましを掛け損なってもギリギリ、セーフ。
朝、ピカッと目が覚め、シャキッと仕事。気持ちが良い朝の目覚めをむかえるように、五十歳の僕はほどほどの酒を飲み、ほどほどに早く寝る。すっきり目覚めることこそ、毎日を楽しく暮らす秘訣。
俳優・気象予報士
