日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > からだケア  > 石原良純の「日々是好転!ときどきカラダ予報」  > ゴルフ歴40年にして、空前のマイ・ゴルフブーム到来!
印刷

石原良純の「日々是好転!ときどきカラダ予報」

ゴルフ歴40年にして、空前のマイ・ゴルフブーム到来!

第82回 心の中でよみがえった忘れられない思い出あれこれ

 石原良純

テレビ界きっての多趣味人で、博識の石原良純さん。50代で人生により磨きをかける日々の中で感じている、カラダのこと、天気のこと、そしてニッポンのこと。何事も前向きに生きれば、日々是好転! 今回は、良純さん流のゴルフブームの楽しみ方、そして、高校時代のコースデビューから現在までに経験した忘れられないゴルフにまつわる思い出について聞かせていただきました。

 ゴルフが今、大ブーム。

 松山英樹選手のマスターズ優勝が、おじさんゴルファーのやる気に火を付けた。そして、三密を避けて手軽に少人数で楽しめる屋外スポーツとして、若い世代もゴルフに注目するようになったようだ。

 緊急事態宣言下でも、ゴルフ練習場は大賑わい。休日ともなれば1時間も待たされる。それでも、初夏の風が吹き抜けるゴルフレンジは、コロナ禍でも比較的安全な娯楽施設であることは間違いないと思う。

 確かに、若い人が練習場にも増えている。力任せにクラブを振れば奇妙な音を上げてボールは思いもよらぬ方向へ飛んでいく。カラ振りだって珍しくはない。

 いいの、いいの。力いっぱいクラブを振ることからゴルフは始まるのだから。それでも、千に三つはフェースがボールを正確にとらえて、ボールが真っすぐ青空の彼方へ飛んでいく。それが、ゴルフの快感というもの。

 ゴルフは打率のゲーム。正確なショットの確率が増えればスコアはアップする。でもアマチュアゴルファーにとって最高の褒め言葉は、「スコアがいいですね」でもなければ、「長いパットが入りましたね」でもない。「飛びますね」と言われるのが、一番うれしく思える

 だから、ゴルフ初心者でも、コンペに参加していきなりヒーローになることが可能なのだ。スコアはボロボロでも、ドラコンホール(*1)で千発に一発のミラクルショットが出れば参加者全員に一目置かれる存在になれる。

*1 ドラコンとはドライビングコンテストの略で、指定されたホールでドライバーの飛距離を競う競技を指す。

 まずは、思い切りクラブを振ってみよう。思い切りクラブを振ることと、力いっぱいクラブを振ることの差を考えるのは、先のことでいいのだ。練習場でクラブを振ったら、なるべく早く誰かにコースへ連れていってもらえるといい。

洋画のワンシーンのような「あの頃」のゴルフ場

 僕のゴルフコースデビューは、高校3年生、18歳の時のこと。ヘルニアでゴルフをやめていた父親の腰の具合が良くなったようだ。ある日曜日、これから一緒にゴルフへ行こうと言い出した。ゴルフの真似事で、練習場でクラブを振ったことはあったが、突然のゴルフは、興味半分、緊張半分だった。

 高校生の僕の目に映ったゴルフ場は、正しく大人の社交場。スパイクシューズをコツコツとクラブハウスの高い天井に響かせながらラウンジに進むと、ジャケットを着たメンバーがにこやかにゴルフ談義に花を咲かせている。日常とは一線を画した、洋画のワンシーンのような世界だった。

若かりし頃の僕。

 父親から借りたゴルフクラブのドライバーはもちろん木製。ベンホーガンのドライバーは当時の名器。アイアンは本間ゴルフのセット。シャフトは当時は珍しいチタン合金で、宇宙船と同じ素材なのだと言われたことを妙に印象深く覚えている。

 その後、本間のクラブはパーシモンヘッドで全盛期を迎える。その山形、酒田にある本間の工場にテレビドラマ『西部警察』の全国縦断ロケで出かけたのは、僕がゴルファーの仲間入りをして4年ほどたってのことだった。

 工場の倉庫には、ゴルファー垂涎の本間のクラブが何千本と並んでいる。バイオレットシャフトなる紫色のシャフトのパーシモンのドライバーは、当時の価格で1本14万円。ゴルフクラブもスキー板も、高いものほどよく売れた、バブル期のあの頃が一番高かったに違いない。

 工場内でさすがに銃撃戦はなかったが、聞き込みシーンを終えた後、社長さんが石原裕次郎社長と渡哲也さんにゴルフクラブのフルセットを贈呈した。当時の価格で100万円は下るまい。

 続いて他の出演者の方にもどうぞと、人数分のドライバーをまるでダイコンを抱えるように工場長が現れた。1本14万円だから、それだけでまたまた100万円を下るまい。20歳の僕にとっては、目をみはるプレゼントだった。

1/2 page

最後へ

次へ

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 早期発見、早期治療で治す「大腸がん」 適切な検査の受け方は?

    日本人のがんの中で、いまや罹患率1位となっている「大腸がん」。年間5万人以上が亡くなり、死亡率も肺がんに次いで高い。だがこのがんは、早期発見すれば治りやすいという特徴も持つ。本記事では、大腸がんの特徴や、早期発見のための検査の受け方、かかるリスクを下げる日常生活の心得などをまとめていく。

  • 放置は厳禁! 「脂肪肝」解消のコツ

    人間ドック受診者の3割以上が肝機能障害を指摘されるが、肝臓は「沈黙の臓器」だけあって、数値がちょっと悪くなったくらいでは症状は現れない。「とりあえず今は大丈夫だから…」と放置している人も多いかもしれないが、甘く見てはいけない。肝機能障害の主たる原因である「脂肪肝」は、悪性のタイプでは肝臓に炎症が起こり、肝臓の細胞が破壊され、やがて肝硬変や肝がんへと進んでいく。誰もが正しく知っておくべき「脂肪肝の新常識」をまとめた。

  • 肩の痛みから高血圧まで、「姿勢の崩れ」は様々な不調の原因に

    「姿勢」が、肩こりや腰痛の原因になることを知っている人は多いだろうが、足の痛みや高血圧、誤嚥性肺炎まで、全身の様々な不調・疾患の原因になることをご存じの方は少ないかもしれない。これまでに掲載した人気記事から、姿勢と様々な病気・不調との関係について知っておきたいことをコンパクトにまとめた。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.