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石原良純の「日々是好転!ときどきカラダ予報」

石原良純 84歳のお爺さんに筋トレのアドバイスを受ける

第32回…花粉の季節は貴重な筋トレの期間

 石原良純

区立体育館は朝からシニアでいっぱい

 ジムではまず、有酸素運動で汗をかく。でも、僕はジムではトレッドミル、いわゆるランニングマシーンは使わない。走るのは外の方が気持ち良いに決まっている。花粉症とはいえ、おめおめと室内を走ったりするものか。それにもう一つ、区立体育館では、トレッドミルは人気のある器具だ。そこで一回の使用時間は、20分以内と決められている。マラソン・マンの僕としては、20分ではいささかもの足りない。

緑のカエルさんの中は十円玉がぎっしり。これでジムの施設利用料などを払っていきます
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緑のカエルさんの中は十円玉がぎっしり。これでジムの施設利用料などを払っていきます
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緑のカエルさんの中は十円玉がぎっしり。これでジムの施設利用料などを払っていきます

 その点、エアロ・バイク、自転車漕ぎ機は時間無制限。汗がポタポタと雫り落ち、満足いくまでペダルを漕げる。

 それにしても、区立体育館は朝っぱらから、なんと混んでいることか。9時の開館と同時に、どっと人が押し寄せて、あれよあれよという間に、トレッドミルもエアロ・バイクもいっぱいになってしまう。そんな時は、エントリーシートに名前を記入して、自分の番がくるまでお行儀良くじっと待つ。なにしろジムでは、僕が一番年下なのだから。

 60代、70代など珍しくない。80過ぎの人だって、歩いて走って重たい物を持ち上げている。男女の比率は2:8といったところか。やっぱり、ここでも女性の方が元気なようだ。

 しかし、少数派の2割のお爺さん達は、なかなかの強者揃いだ。筋肉ムキムキで、パッツンパッツンのウェアーですこぶる顔の色つやが良い。ガッチャン、ガッチャンと威勢良くマシーンを操っておられる。

 「筋肉を付けたければ、5回上げるのが限界程度の、重たい重りを上げなきゃダメだよ」、親父と同じ84歳のお爺さんにアドバイスを頂いたりもする。

 ただ気を付けなければいけないのは、しっかりとジムのルールを守ること。エントリーシートに記入せずに器具を使ったり、使用後に綺麗に汗を拭きとらないと、あからさまに怒られる。「ちょっと忘れただけなのに、何もそんなに恐い顔しなくても」と凹んでしまうこともある。

 自転車を漕ぎ終わったら、汗で濡れたTシャツを着替えて小休止。カエルさんに十円玉十二枚を吐き出させて、炭酸水を購入する。

 運動能力を維持するには、ただ走っているだけではダメ。筋肉を鍛えて筋肉量を増やさなければいけない、とかねがね忠告を受けて来た。だから、花粉の季節は、僕にとって貴重な筋トレの季節ともなる。

 筋トレは、引く筋肉と押す筋肉の二系統に大別される。プッシュ系の代表はベンチプレス。20代の僕は、100キロのほんの手前までいったのが自慢だが、そんな無理はもうしない。自分の限界などに無謀に近づいて行けば、ギクリとどこかが壊れてしまう。お爺さんのアドバイスを無視して僕は軽く負荷をかけて20回を3セット熟すことにしている。

 ケロケロとカエルさんに十円玉を吐き出してもらって、ガンガンと体を鍛えなきゃ。そうすれば、頭脳も明晰になるに違いない。クイズも、ヒント1からバンバン答えられるかも。

石原良純(いしはら よしずみ)
俳優・気象予報士
石原良純(いしはら よしずみ) 1962年1月15日生まれ。神奈川県逗子市出身。慶応義塾大学経済学部卒。テレビ、舞台、映画など幅広く活躍。趣味はマラソン。自宅から10キロ先の所属事務所まで走って通うことも。

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