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石原良純の「日々是好転!ときどきカラダ予報」

コロナで一変した日常 運動・睡眠の時間が増加

第79回 初めて実感した冬の陽の光のありがたさ

 石原良純

テレビ界きっての多趣味人で、博識の石原良純さん。50代で人生により磨きをかける日々の中で感じている、カラダのこと、天気のこと、そしてニッポンのこと。何事も前向きに生きれば、日々是好転! 昨年4月から“コロナ自粛ジョギング”を始めて、もうすぐ1年。この間、大きく日常生活が変化したという良純さん。移動と仕事に時間を費やしていたコロナ前の日々を振り返りながら、今日も厚底靴とともに街へと走り出す。

 昨年4月から始まった“コロナ自粛ジョギング”。不幸な骨折騒動の影響で走れなかった8月、9月を除いてこの1年、毎月200km以上を走り続けている。もちろん、年間トータルでの走行距離も、年2回のフルマラソンにいそしんでいた当時を軽く上回った。

 顔洗って、歯みがいて、走る。昼食を食べて、走って、番組の収録をする。もはや、走ることは日常生活の一部と化している。

 思えば、年間200フライト、100新幹線を自負していた僕の生活は、この1年で一変した。地方への移動時間と地方での仕事時間が、そのままジョギング時間と睡眠時間に置きかわった。だから最近は、眠くない。

我が家の特等席である窓際のソファにて。寝転んでいると気持ちいい
我が家の特等席である窓際のソファにて。寝転んでいると気持ちいい

コロナ前の睡眠時間は「2日で11時間」がルール

 以前の生活はこうだった。水曜日の夜は『Qさま!!』の収録が終わって羽田空港へ駆けつけて、スターフライヤーの北九州空港行きの最終便に飛び乗る。約1時間半のフライトで、北九州に着くのが日付が変わった12時半。そこから九州道をタクシーでぶっ飛ばし、福岡市内のホテルに着くのが夜中の2時。

 翌朝は5時に起きて、5時半には歩いて九州朝日放送に局入り。6時から『アサデス。』の生放送。2時間の放送が終わると、2時間のインターミッションがあって再び10時頃からの生放送。放送が終わったらタクシーで一目散に福岡空港へ。12時発の東京行きに乗れば13時半頃着で、14時半には昨日と同じテレビ朝日の楽屋に戻っている。

 16時開始で『くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館』の収録が始まった時、まさか僕が14~15時間そこそこで福岡へ行き生放送を2本こなしてきたと気付く人はいなかった。

 正直なところ60歳を目前に、こんな生活はちょっとヤバイかなと思い始めていた。そんな僕にとって、コロナ禍が始まってからの東京からのリモート出演は“渡りに舟”だったのかもしれない。いくらマイルがたまっても体を壊しては元も子もない。これは数少ないコロナの恩恵と思うべきなのだろうか。

 そんな僕のコロナ時代の日常は、睡眠時間が平均で1時間以上増えたに違いない。

 以前の僕は、2日で11時間睡眠をルールとしていた。北九州廻りで3時間しか眠れなかった翌日は思い切り早寝して8時間睡眠をとる。そうやって気を付けていても、平均すれば6時間も眠れていなかった。だから、たまの休みは体がだるい。

 40代の僕は、朝の空気を楽しみに早朝ジョギングに走り出した。ラジオ体操帰りのおじさんおばさんをかき分けてさっそうと公園の周回コースを駆け抜ける。ちょっとした優越感にひたれたものだ。

 体がだるいと、走り出すことはおろか、ゆっくり朝寝坊することもできない。せっかくの休みの日でも、寝床の中でのまどろみも楽しめず、自律神経が勝手に作動して目を覚ましてしまう。家人がまだ寝静まっている休みの朝、一人でガサゴソとコーヒーをいれるのはどこか年寄り臭くて寂しかった。

 しかし、健康な眠りは眠りを呼ぶ。平均睡眠時間が7時間を超えると、休みの朝には8時を過ぎても目が開かない。ゆっくり目覚めた朝は気分爽快。こりゃまた背が伸びるのではないかとさえ思えてくる。

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