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石原良純の「日々是好転!ときどきカラダ予報」

熊本城マラソン、無念のドタキャン

第42回…準備不足の僕はエントリーを取り下げた

 石原良純

『熊本城マラソン』当日のスタート地点。ここからランナーを見送る

 今回も74キロを目指して5キロの減量作戦を敢行した。体が軽くなれば、走り込みのペースも徐々に上がってくる。

 駒沢オリンピック公園のジョギングコースは、1周約2.14km。20周でちょうどフルマラソンとなる。僕は普段、ここを5周走ってクォーターマラソンのタイムをとる。

 正月休みは息を切らして走ってみても、タイムは62・3分。例年ならばマラソン前は、5周を52・3分で走っていた。これでは到底、熊本でのサブ4は望めない。

 それでも3週間、酒量を減らし走り込むと、徐々に効果が現れる。体重は2.5キロ減。5周のタイムも56・7分まで縮まった。ここからが正念場……というところで、僕は風邪をひいた。

ここからが正念場なのに…調子に乗って走り過ぎた

 タイムが上がって、久々に走るのが楽しくなってきたところ、寒空の下、調子に乗って走り過ぎた。インナーシャツが汗でグッシャリ濡れた体に寒風が吹き抜けた。家に帰って風呂を浴びて絶好調と思いきや、ありゃありゃ、喉の奥に小さな痛み。“おいおい”と思っているうちにセキが出て、体がだるくなった。エネルギーを使い切るまで体を動かして、すっかり免疫力を低下させてしまったようだ。“子供ではあるまいし”と女房が呆れる前に、自分自身で呆れてしまった。

 というわけで、『熊本城マラソン』は欠場。なにしろフルマラソンと富士登山は、アスリートならぬ凡人にとっては究極の遊び。誰でもやろうと思えば参加できるが、ナメてかかればドエライ目にあう。下手をすれば命を落とすことだってある。準備不足の僕がエントリーを取り下げるというのは、当たり前の話だ。

 『熊本城マラソン』当日は、スタートセレモニーだけ参加することになった。スタート地点で、フルマラソンを走る1万2000人とファンランの参加者1500人を見送った。

 手を振る僕を見つけたランナーから、「今日の天気は」と声が掛かる。僕は晴れ渡る青空を指差して、「見りゃ分かるだろ」と叫び返すのがお約束。

 大会ホームページを見たのだろう、「良純、なんで走らないんだよ」と大きな声も聞こえてくる。そんな時は、「体調不良だよ、僕だって走りたいのだ」と逆切れするしかない。

 日も高くなり、陽射しのぬくもりも感じられるようになってきても、ランナーが走り去ったスタートゲートは、寂しいものだ。やっぱり、マラソン大会の主役は、必死に走るランナー一人ひとりなのだ。

 しょうがない、隣で一緒に手を振っていた“くまモン”と記念写真を撮って帰るとしよう。そして、帰りの飛行機では、今も走っている皆さんには悪いがシャンパンを飲んでしまおう。

 来年の“熊本”はどうしよう。2年続けてドタキャンしたら、“走る走るサギ”と言われてしまうかも。

熊本から東京に戻る飛行機では、シャンパンを
石原良純(いしはら よしずみ)
俳優・気象予報士
石原良純(いしはら よしずみ) 1962年1月15日生まれ。神奈川県逗子市出身。慶応義塾大学経済学部卒。テレビ、舞台、映画など幅広く活躍。趣味はマラソン。自宅から10キロ先の所属事務所まで走って通うことも。

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