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草野仁の「苔(コケ)ない男」

内臓脂肪を減らして「スーパーひとしくん」に!

目指せ、マスターズ陸上競技会出場

 草野 仁

妻と一緒に毎朝30分のウォーキングを新習慣に

 昨年は幸いなことに、体調、体重、検査の値ともに大きな変化はありませんでしたが、70歳を迎えると、肉体の衰えは自覚せざるを得ません。特にひざが固くなって、跳躍力が落ちているのが明らかです。テレビや雑誌でジャンプシーンを撮影するときに、「以前ほど飛べなくなったな」と実感します。

 ただ、肉体の衰え自体は仕方のないことではあるものの、問題はその衰えるペースをどう緩やかにするか。そのためには、毎日の習慣にしてきた体に負荷をかけるダンベルやストレッチで、筋肉量を維持することが第一だと考えています。今年はもう少し量を増やそうかと考えています。

 もう一つ、私は内臓脂肪が多めなので、これを減らすことも今年の課題です。内臓脂肪が蓄積すると、脂肪細胞からアディポサイトカインという悪玉の炎症物質が分泌され、それが動脈硬化や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の原因になります。もちろん、脂肪自体は生きるために必要なものですが、多すぎるのはいけません。適正な脂肪量を保てれば“長寿ホルモン”とも呼ばれる善玉のアディポネクチンが細胞から分泌されます。内臓脂肪を減らすことは、二重の意味で「健康長寿」に効果的なのです。

 内臓脂肪を減らすには、ウォーキングのような有酸素運動が効果的です。専門家の話では1時間が理想とのことですが、せめて日課として30分は歩きたいところ。これまでも、早起きして自宅周辺を歩くことはありましたが、仕事が忙しくてなかなか毎日というわけにはいきませんでした。

 そこで今年は、妻にも声をかけて2人でウォーキングをしようと思っています。2人で歩くことに決めておけば、お互いに刺激しあって怠けずに続けられますよね。以前から、妻とは話をしていたのですが、なかなか実現できませんでした。新年を期にぜひ実現したいことの一つです。

今年の抱負は「子どもたちに科学の楽しさを伝える」

 もう一つ、今年やりたいことがあります。それは、科学の楽しさを子どもたちに伝えるということです。

 私は、5年前から長崎市科学館の名誉館長を拝命しています。この科学館は長崎市が開設したものですが、2010年に民間会社に運営が委託されたのを機に、長崎県出身の私に名誉館長就任の話が来たというわけです。

写真上、名誉館長を務める長崎市科学館において、世界最大級のプラネタリウムの投影装置の前での記念撮影。写真下、 夏休みイベントでは、子どもたちに科学の魅力について語った。「今年子どもたちの目が輝くよう大物ゲストを呼ぶつもりです」。
[画像のクリックで拡大表示]
写真上、名誉館長を務める長崎市科学館において、世界最大級のプラネタリウムの投影装置の前での記念撮影。写真下、 夏休みイベントでは、子どもたちに科学の魅力について語った。「今年子どもたちの目が輝くよう大物ゲストを呼ぶつもりです」。
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写真上、名誉館長を務める長崎市科学館において、世界最大級のプラネタリウムの投影装置の前での記念撮影。写真下、 夏休みイベントでは、子どもたちに科学の魅力について語った。「今年子どもたちの目が輝くよう大物ゲストを呼ぶつもりです」。

 名誉館長としての仕事は、年に3、4回ほど開催される大きなイベントの開催計画を話し合って、そして実際に視察もしてアドバイスをしたりする程度ですが、今年は私にちょっと考えがあります。というのも、この科学館には世界最大級ともいえるプラネタリウムが設置されているので、これをぜひ最大限に活用したいのです。次回のイベントには、それにふさわしい大物ゲストをお呼びして、長崎の子どもたちに科学の楽しさを伝えたいと考えています。

 さらにさらに。一昨年は『話す力』(小学館新書)を上梓しましたが、今年は高齢社会における生き方について、何か本を書きたいと思っています。

 今年は、例年にましてますます忙しくなりそうです。でも、それがなにより元気な証拠。健康に留意しつつ、昨年以上に、何ごとにも積極的に取り組んでいこうと思っています。

(まとめ:二村高史=ライター)

草野 仁(くさの ひとし)
キャスター
草野 仁(くさの ひとし) 1944年2月生まれ。1967年東京大学文学部社会学科卒業後、 NHK入社。鹿児島放送局、福岡局、大阪局を経て、東京アナウンス室へ。主にスポーツ・キャスターとして、五輪中継をはじめ、国内外のスポーツ実況中継を担当。また、「ニュースセンター9時」「ニュースワイド」のキャスターも務めた。1985年に独立しフリーに。以降、テレビやCMなどで活躍中。趣味・スポーツは、「映画鑑賞」「ゴルフ」「カラオケ」「競馬」「剣道(二段)」と多才。

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