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草野仁の「苔(コケ)ない男」

草野仁流 「かかりつけ医」選びの4カ条

第15回 「元気で働けるのは、何でも相談できる医師の存在ゆえ」

家族ぐるみのお付き合いをしているかかりつけ医の石原和之先生と。(写真左から2番目)。

 私のかかりつけ医は、まさにそのタイプです。もう80歳を過ぎた方ですが、皮膚科医としてスペシャリストであるだけでなく、内科全般にわたって豊富な知識や経験があり、患者の質問に丁寧に答えてくれます。

 とはいえ、そんな先生でも分からないことはあります。そうしたとき、すぐに「専門の先生に相談しましょう」と言ってくれるのです。やはり、一つの分野に深い知識を持っているからこそ、専門性の大切さを身に沁みて感じているのでしょう。

 30年来お世話になっており、具合が悪いときはもちろん、かつてバラエティ番組でハッスルしすぎて頭をちょっと打ってしまったというときにも診てもらいにいきました。とくに異常がなくても、半年に1回はうかがって、血液検査を中心とした定期検査をやってもらっています。

第3条 患者からの提案を受け入れてくれる

 病気の治療法には、いくつかの選択肢がありえます。

 たとえば、AとBという2つのパターンが考えられ、医師はAの方法でいこうといっても、患者である自分としてはBがいいのではないかと思うときがあります。

 そんなとき、「それならば、ひとまずほかの先生に相談してみたらどうでしょう」と患者の思いを受け入れてセカンドオピニオンを得ることを積極的に提案してくれるような医師は信頼できます。

 「セカンドオピニオンを求めることを嫌がる医者はやめたほうがいい」というのは私だけの意見ではなく、私の周囲のお医者さんたちが、みな口を揃えて言っていることです。

 彼らに言わせると、セカンドオピニオンを拒否する医師は、「自分の診察に自信があるから、他人の意見など聞こうとしない」のではなく、「自分の診察が正しいかどうか自信がないために、他人に覆されることを嫌がっているだけ」なのだそう。

 一方、セカンドオピニオンを求めることを勧める医師は、自分の診察に確信をもっているからこそ、「ほかの先生に聞いてみれば、自分の見立てが正しいと分かるだろう」という態度になるのです。

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