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草野仁の「苔(コケ)ない男」

草野仁流 「かかりつけ医」選びの4カ条

第15回 「元気で働けるのは、何でも相談できる医師の存在ゆえ」

クイズ番組や健康バラエティ番組の司会を中心に、第一線で活躍するキャスターの草野仁さん。70代を迎えてますます輝きを増す秘密はどこに隠されているのか。いつまでも“苔(コケ)ない男”であり続ける、草野流のスーパーエイジング術。今回のテーマは「頼りになる『かかりつけ医』の選び方」だ。30年来お世話になっているかかりつけ医を持つと同時に、医療系の番組の司会を務める仕事柄、医師との付き合いも多い草野さんに、かかりつけ医選びの4カ条を聞いた。

 私が70歳を過ぎても元気で働いていられる大きな要素の一つに、いつでも気軽に相談できて頼りになる「かかりつけ医」の存在があります。

 政府も、医療問題の解決のために、かかりつけ医を持つことを奨励しています。とはいえ、どうやってかかりつけ医を選べばよいのか、迷っている方も多いことと思います。そこで今回は、「草野流かかりつけ医選びの4カ条」を紹介しましょう。

第1条 患者の訴えを全面的に聞いてくれる

体調が悪いとき、いつでも気軽に相談できる「かかりつけ医」がいると安心ですよね。

 まず、私たち患者が訴えることをきちんと聞いて、すべて受け入れてくれるお医者さんでなければなりません。

 「ここが痛い、調子が悪い」といえば、「そんなはずはない」「ああ、わかっているよ」と言うのではなく、患者が何を訴えているのか、そしてどうしてほしいのかを親身になって聞いてくれる医師であることが大切です。

 端的にいえば、患者を自分の家族のように思って対応できる医師が理想です。もちろん、そうした理想のタイプはなかなか見つかりませんが、少なくとも患者の言うことを最後まできちんと聞いてくれる人を求めていくべきでしょう。

 そして、「この人は信頼できる医師だ」と思ったら、患者も心を開いてすべて正直に話す必要があります。「こんなことを言っても意味はないだろう」「こんなことを訴えたら恥ずかしい」などと自分で判断して言い控えるのはいけません。

 これは、実際に医師の方々から聞いた話ですが、状態が悪い患者ほど症状を軽く言うのだそうです。逆に、深刻に言う人はあまり心配ないことが多いとのこと。

 実際に症状が軽くても、そこに病気のポイントが隠されているかもしれません。痛み、苦しみ、違和感があれば、どんなに軽くてもすべて正直に伝えるのが患者の役目だと思います。

 それができてはじめて、医師は適切な診断を下せるわけです。いくら名医でも、患者がきちんと説明してくれなくては誤診をする恐れがあります。お互いの信頼は大切です。

第2条 自分の領域外であればすぐに専門医を紹介してくれる

 いくら優れた医師であっても、医学のすべての領域をカバーするのは不可能です。また、かかりつけ医となるのは、いわゆる「町医者」であることが多いので、高度な医療機器を置いているとは限らず、検査にも限度があります。

 そこで、患者さんの病気が自分の専門外と分かったときに、すぐに大病院なり専門医なりを紹介してくれる医師こそが、かかりつけ医にする大切な条件です。

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