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医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

ダイエットで減った脂肪はどこへいく?

専門家も知らない脂肪燃焼の謎に迫る

 大西睦子

 1日1時間のジョギングで40gの二酸化炭素が追加排出されるので、単純に計算すると1時間ジョギングを月21回する必要があります。ゆっくり走ったとしても、月21回ジョギングをすると月に150~200km走る計算になります。この運動量は、アスリート並みです。それだけ摂取したものを排出するのが大変なわけです。

 一般的に、ダイエットの効果が目に見えて出てくるのは開始から2~3カ月後とされている通り、日々の積み重ねが大切だということが分かります。初めの基礎代謝率の向上がダイエットの鍵になるので、続けられる習慣づけの工夫が必要ですね。

 とはいえ運動を毎日継続すれば、自然に体の脂肪が落とせる可能性が高まります。過激なカロリー制限をすれば、ある程度体重は落とせますが、体のシェイプ=良い体型のためには、結局、余分な脂肪を減らし、筋肉をつけなければならないのです。

 当たり前のことではありますが、毎日の適度な運動とバランスの良い食事が、一番おすすめです。

大西睦子(おおにし むつこ)
医学博士
大西睦子(おおにし むつこ) 東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて、造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。2008年4月より、ハーバード大学にて、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究に従事。著書に『カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側』(ダイヤモンド社)。
日経トレンディネット2015年1月19日付け記事からの転載です。

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