日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > 医療・予防  > 医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ  > 母乳と粉ミルク、赤ちゃんにはどちらがいいの?
印刷

医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

母乳と粉ミルク、赤ちゃんにはどちらがいいの?

“どちらがベスト”という安易な結論付けはしない方がいい

 大西睦子

 食、医療など“健康”にまつわる情報は日々更新され、あふれています。この連載では、現在米国ボストン在住の大西睦子氏が、ハーバード大学における食事や遺伝子と病気に関する基礎研究の経験、論文や米国での状況などを交えながら、健康や医療に関するさまざまな疑問や話題を、グローバルな視点で解説していきます。
 日本では偽物がインターネットで販売されるなど、「母乳」に関するニュースが飛び交い、母乳についての議論が活発ですが、米国でも「母乳神話」とも呼べる説が唱えられ、賛否両論が巻き起こっています。

WHOも米国小児科学会も厚生労働省も勧める母乳だが

WHOや米国小児科学会、厚生労働省は、母乳で赤ちゃんを育てることを推奨している。(©Dmitry Lobanov -123rf)

 WHO(世界保健機関)や米国小児科学会は、母乳栄養が、母子ともに体と心に良い影響を与えるとして、生後6カ月までは、赤ちゃんを母乳で育てることを推奨しています。厚生労働省もまた、できるだけ母乳で赤ちゃんを育てることを推奨しています。


■参考文献
WHO「Breastfeeding
the American Academy of Pediatrics「Breastfeeding and the Use of Human Milk
厚生労働省「乳幼児突然死症候群(SIDS)について

 これに疑問を投げかけたのが、ハーバード大学公衆衛生大学院のフィリップ・グランジャン(Philippe Grandjean)教授らです。WHOは環境中の化学物質による母乳の汚染を考慮していないというのが、教授らの主張です。

1/5 page

最後へ

次へ

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • かかると怖い!「膵炎」「膵がん」

    激痛に襲われる「急性膵炎」や、発見しにくく5年生存率が極めて低い「膵がん」など、膵臓の病気には厄介なものが多い。今回は、膵臓という臓器の役割や、膵臓の代表的な病気である「膵炎」「膵がん」の怖さ、早期発見のコツをまとめていく。

  • 60代以降で急増! 男を悩ませる前立腺の病気

    中高年にさしかかった男性にとって、病気が心配になる臓器の1つが「前立腺」だ。前立腺の病気のツートップ、前立腺肥大症と前立腺がんは、いずれも中高年になると急増する。前立腺肥大症は夜間頻尿などの尿トラブルの原因になり、前立腺がんは、進行が遅くおとなしいがんと思われているが、骨に転移しやすいという特徴があり、怖い一面もある。今回のテーマ別特集では、前立腺の病気の症状から、具体的な治療法までを紹介していこう。

  • 悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを上げる実践的な対策

    健康診断で多くの人が気にする「コレステロール」。異常値を放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や狭心症のリスクが高まっていく。数値が悪くても自覚症状がないため、対策を講じない人も少なくないが、異常値を放置しておいてはいけない。では、具体的にどのような対策を打てばいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、健診結果のコレステロール値の見方から、具体的な対策までを一挙に紹介していこう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.