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医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

30歳から縮みだす身長! 骨折リスクや認知機能の衰えも?

定期的な運動の継続や姿勢の改善で対策を

 大西睦子

大人になってからの生活で身長が低くなる?

 この報告の共著者である南カリフォルニア大学ジョン・シュトラウス(John Strauss)教授は、私たちがどのように年を重ねるかは、牛乳を飲まなかったり野菜を食べなかったりといった子ども時代の生活だけでなく、大人になってからのライフスタイルも影響するとコメントしています。

■参考文献
University of Southern California(USC) News「Adult health habits influence how much we shrink with age

 こうした研究から、身長の高さに関係なく、身長の縮み方はさまざまな健康問題の指標になり得ることが示されたといえるでしょう。座ってテレビを見ながらスナックを食べたり、たばこを吸うような生活を送っていては、身長が縮むことを予防するのは難しいのです。

 身長が縮むのを防ぐのに一番大切なのは、活動的な生活を送ることです。筋肉を強化するために、定期的な運動を続け、また姿勢を改善する。骨を丈夫にするためも運動は欠かせないものです。といって、無理に激しい運動をする必要はありませんが、ウオーキングやジョギングなど、特に骨に繰り返し体重負荷をかける運動は、強い骨を作り、維持するのに役立ちます。

 もちろん、食生活も大事です。カルシウムやビタミンDを十分に摂取してくださいね。

 身長は縮んでいくものですが、それでも私たちは、健康的な食生活と運動で、加齢に伴う身長の変化を遅くすることはできるのです。

大西睦子(おおにし むつこ)
医学博士
大西睦子(おおにし むつこ) 東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて、造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。2008年4月より、ハーバード大学にて、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究に従事。著書に『カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側』(ダイヤモンド社)。
日経トレンディネット2015年8月17日付け記事からの転載です。

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