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医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

水の一気飲みに注意! 1日にどれぐらい、どう飲めばいい?

運動中の飲み過ぎでも水分不足でも死亡事例が…

 大西睦子

1日、どれだけの水を飲めばいい?

 この質問、以前のコラムでもご紹介しましたが(関連記事)、米国では「少なくとも、1日にグラス8杯(約2L)の水を飲みましょう」というルールがあります。ただしこのルール、科学的な根拠がありません。

 そんな中、2015年7月1日、ハーバード大学医学部の発行する「ハーバードヘルスレター(Harvard Health Letter)」は、「健康な人は、1日あたり約1~1.5Lの水分補給が必要」という、これまでのルールより少ない基準を示したのです。

■参考文献
Harvard Health Letter(back issue)「The importance of staying hydrated

 喉の乾きを感じることは、私たちが生きるための本能です。従って、1日あたり約1~1.5Lの水を、一気に飲むのではなく、喉が乾いたらその都度少しずつ飲むことが重要です。

加齢とともに喉の渇きを感じにくくなり、腎臓は水分除去能力を失う

 ただし、ハーバード大学医学部腎臓専門医のジュリアン・シーフター(Julian Seifter)教授は、高齢者の水分補給について注意を促しています。「高齢者は、若いときのようには喉の乾きを感じなくなっています。特に利尿剤などの薬を使用していると、脱水の原因となります」。

 脱水の警告サインは、濃い色の尿、皮膚の乾き、衰弱、脱力、低血圧、吐き気、めまい、頭痛、混乱や意識障害などさまざまです。

 シーフター教授は「腎臓は加齢に伴い、体から水分を除去する能力を失いますので、1日を通じて少しずつ水分補給することが大切です。水、ジュース、サラダや果物を摂取することを推奨します。水分の多い食べ物から徐々に水分を補給するのが重要です」と助言しています。

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