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医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

日焼け止めで欠乏症に!? ビタミンD不足に注意が必要な理由とは

骨粗しょう症、筋力低下、心疾患、免疫低下を招く恐れも

 大西睦子

ビタミンDと免疫機能

 ビタミンDは免疫機能での役割も期待されています。それが次の2つです。

[1]多発性硬化症や1型糖尿病などの自己免疫疾患の発症への関与
[2]結核やインフルエンザのような感染症と戦う免疫力の向上

 [2]について、東京慈恵会医科大学の研究者らは、日本の子どもたちが、毎日ビタミンDのサプリメントを摂取することで、季節性のインフルエンザを予防できるかどうかについて、ランダム化比較試験を行いました。対象となる約340人の子供の半分はビタミンD1200IUを含んだ薬、残りの半分はプラセボ薬を受け取りました。

 調査期間は、冬のインフルエンザシーズンの4カ月間です。その結果、ビタミンD服用グループのインフルエンザA型の発症は、プラセボグループに比べて約40%減りました。インフルエンザB型の発症には有意差はありませんでした。

 この研究は対象者が少なくても、非常に有望な結果を示しました。もちろん、さらなる研究が必要です。また、たとえビタミンDに効果があっても、インフルエンザのワクチン予防接種は受けるべきです。

■参考文献
US National Library of Medicine National Institutes of Health「Randomized trial of vitamin D supplementation to prevent seasonal influenza A in schoolchildren.

 他にも、ビタミンDの摂取によるうつ病、肥満、血糖、認知障害の改善などの効果も報告されており、今後の研究成果が期待されます。

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