日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > 医療・予防  > 医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ  > 日焼け止めで欠乏症に!? ビタミンD不足に注意が必要な理由とは  > 3ページ目
印刷

医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

日焼け止めで欠乏症に!? ビタミンD不足に注意が必要な理由とは

骨粗しょう症、筋力低下、心疾患、免疫低下を招く恐れも

 大西睦子

骨だけではないビタミンDの効果

 この約10年間に行われた研究で、ビタミンDの役割が、以前に考えられていたより、遥かに広範囲に及ぶことが分かってきました。

 大きな報告としては、ビタミンDが、がん細胞の増殖を低下させ、感染のコントロールにおいても重要な役割を果たすというものでしょう。

 これら以外にも効果があり、体の臓器や組織の多くにはビタミンDの受容体があって、それぞれの臓器や組織におけるビタミンDの役割を、研究者たちが探求しているのですが、研究成果とメディアの報道が溢れすぎていて、情報が混乱しているのが現状です。

 ここではハーバード大学公衆衛生大学院の情報から、有望な研究分野を以下に解説します。

ビタミンDは、骨だけではなく筋力も強化

 まずビタミンDは、筋肉の強度を高め、転倒の防止に役立ちます。転倒は、高齢者の障害や死亡の原因にもなりますから、とても重要です。

 ただし、ビタミンDの量がポイントで、複数の研究を組み合わせた分析によると、1日あたり700~1000IUのビタミンDを摂取すると、19%転倒の危険性が低下すると示されています。一方、1日あたり200~600IUの摂取では、同様の予防効果はありませんでした。

 また、欲張ると逆効果なので注意が必要です。高齢女性がビタミンDを摂取しすぎると、骨折と転倒のリスクがかえって増すことも報告されています。

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 悩ましい「老眼」「飛蚊症」「ドライアイ」への対処法

    放っておいても失明につながる心配はないものの、日常生活に不便をもたらしたり、疲れや肩こりなどの体の不調を引き起こす、悩ましい目の症状。今回は、そうした「ちょっと困った目の症状」の代表例である「老眼」「飛蚊症」「ドライアイ」への対処法をまとめていく。

  • 「眠れない」を解消して抵抗力を高める、3つのNGと6つのテク

    暑い夜でもぐっすり眠るにはどうすればいいのか。そもそも睡眠は何時間とればいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、不眠を解消するための3つのNGと、6つの快眠テクニックを紹介する。

  • 熱中症・かくれ脱水を防ぐ「水分補給」「マスク着用」のコツ

    脱水症やその一歩手前の「かくれ脱水」とはどういうもので、なぜ様々な病気につながるのか、脱水症はどんな人がなりやすく、どう予防すればいいのか。夏の今こそ知っておきたい、脱水症の怖さと対策について紹介する。さらに、夏期におけるマスク着用の注意点についても解説する。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.