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医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

インスタントラーメンで女性のメタボが加速!?

週2回以上の摂取には要注意

 大西睦子

2つの食事パターンとメタボリック症候群のリスクの関係

 KNHANESの参加者は、63項目の食品に関するアンケートに答えており、米ハーバード大学の研究者らは、その結果から男女に共通する2つの食事パターンを見つけました。

■食事パターン1:伝統食中心
穀物、豆類、魚、野菜、キノコ、海藻、果物やジャガイモが豊富な食事
■食事パターン2:肉と加工食品中心
米や穀物は少なく、肉、炭酸飲料、揚げ物、ファーストフードやインスタントラーメン、パン、クッキー、魚肉練り製品、アイスクリーム、ハンバーガー、ピザを頻繁に食べる


 食事パターンが肉と加工食品中心の人の中でも、特にその傾向が強い2142人についてさらに分析すると、男性は週に2回、女性は週に1.2回、インスタントラーメンを食べていることが分かりました。同様に伝統食中心の人(同数)について分析すると、インスタントラーメンを食べるのは男性で週に1.1回、女性で週に0.7回でした。

 週に2回以上インスタントラーメンを食べる人、そして肉と加工食品中心の食事パターンの人には、
▽若者
▽より多くのアルコールを飲む
▽喫煙者
▽運動しない
▽炭水化物の摂取が低い
 という傾向があり、男女ともに腹部の肥満、高LDL(悪玉)コレステロール、高トリグリセリド(中性脂肪)が増加し、低HDL(善玉)コレステロールが減少、メタボリック症候群のリスクが高い傾向があることが示されました。

 一方、伝統食中心の人たちは、以下の傾向が見られ、腹部の肥満や高血圧が少ない、つまりメタボリック症候群のリスクが低い傾向を示しました。

▽高齢者
▽活動的
▽教育や所得の水準が高い
▽禁煙者

 ただし、この食事パターンの分析では、伝統食中心と肉・加工食品中心のどちらのグループも、メタボリック症候群の有病率(一時点における患者数の、単位人口に対する割合。ある一時点の患者数÷観察人口)との強い関係は認められませんでした。

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