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医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

食べるから太る? 太るから食べる?

カロリーよりも、 食事の質やパターンに要注意

 大西睦子

 食、医療など“健康”にまつわる情報は日々更新され、あふれています。この連載では、現在米国ボストン在住の大西睦子氏が、ハーバード大学における食事や遺伝子と病気に関する基礎研究の経験、論文や米国での状況などを交えながら、健康や医療に関するさまざまな疑問や話題を、グローバルな視点で解説していきます。
 減量の敵は、なんといっても食欲ではないでしょうか? 今回は「食べ過ぎ」について、解説します。

「太っていく」ことが「食べ過ぎる」原因?

「食べ過ぎる」ことが「太る」原因ではなく、「太っていく」ことが「食べ過ぎる」原因?(©bowie15-123RF)

 減量のために、食べる量を減らす努力をしても、なかなか長続きしませんよね。それに、たとえ一時的に体重が減っても、その後食べ過ぎて結局リバウンドしてしまった、という経験はありませんか? そもそも、なぜ私たちは食べ過ぎてしまうのでしょうか?

 ハーバード大学のデビッド・ルートウィヒ(David. Ludwig)教授と、サンディエゴにある「Nutrition Science Initiative」のマーク・フリードマン(Mark Friedman)博士は、2014年の米国医師会雑誌「JAMA(The Journal of the American Medical Association)」に、この問題に対して、原因と結果が逆ではないか? と疑問を投げかけています。つまり、「食べ過ぎる」ことが「太る」原因ではなく、「太っていく」ことが「食べ過ぎる」原因であるというのです。

 今回は、この論文を参考にしながら、なぜ食べ過ぎるてしまうのかについて、考え直してみましょう。

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