日経Gooday TOP  > 医療・予防  > 医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ  > エナジードリンクを飲む前に、知っておくべき7カ条  > 4ページ目

医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

エナジードリンクを飲む前に、知っておくべき7カ条

カフェインや添加物の摂り過ぎに注意

 大西睦子

人気のカフェインとアルコールとの混合は危険?

 アルコールを繰り返し飲んでいると効果が減少して酔いにくくなり、やがて耐性につながるのと同様に、カフェインにも耐性があります。そしてアルコールとカフェインを一緒に摂取すると、カフェイン単独あるいはアルコール単独を摂取するよりも、さらに耐性を強めます。

 つまりアルコール入りのエナジードリンクや、エナジードリンクとアルコールを混ぜたカクテルは、若者の健康に害を及ぼし、乱用の危険にもつながるのです。

 ノースカロライナ州にある10大学の最近の調査では、大学生の4分の1は、過去1カ月間に、アルコールとエナジードリンクを自分たちで混ぜて作ったカクテルを飲んでいました。アルコールをエナジードリンクに混ぜたカクテルは、実際のアルコール摂取量に対して酔っている感じがしない(酔いが弱く感じる)のですが、多くの若者はこれを意識していません。研究者は、市販されているとある人気のアルコール入りエナジードリンクを1缶飲むことは、ワインのボトル1本あるいはビール6缶と、5杯ものコーヒーを一緒に飲むのと同じ影響があると説明しています。

 実際、2010年にはワシントン州の大学生9人が、フルーツ味のアルコール入りエナジードリンクが原因で入院、1人は命に関わる危険な状態でした。その1カ月前にも、ニュージャージー州の大学構内で、23人の学生が同じもの飲んで、酔って入院しました。以来、両大学はこのアルコール入りエナジードリンクを禁止しています。この騒動があってから間もなく、ワシントン州ルブ・マッケナ司法長官が、「アルコール入りエナジードリンクの販売に終止符を打つべきです。メーカーは今、こうしたドリンクをフルーツ味にして、アルコールの影響を分かりにくくし、若者たちに販売しているのです。若者たちは、どのくらい酔うか分からないままに、強い刺激物質を摂取することになります」と指摘しました。

 これまでにFDAは、少なくともメーカーの1社に、アルコールとカフェインが混成しているときの安全上の懸念について、強く警告しています。

  • facebookでシェア
  • Twitterにツイート

PR

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

FEATURES of THEMEテーマ別特集

テーマ別特集をもっと見る

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

PC表示

NIKKEICopyright © 2022 Nikkei Inc. All rights reserved.