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医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

“5:2ダイエット=ゆる断食”って効果あるの?

忘れてはならない基本は“バランスの良い食事”

 大西睦子

 食、医療など“健康”にまつわる情報は日々更新され、あふれています。この連載では、現在米国ボストン在住の大西睦子氏が、ハーバード大学における食事や遺伝子と病気に関する基礎研究の経験、論文や米国での状況などを交えながら、健康や医療に関するさまざまな疑問や話題を、グローバルな視点で解説していきます。
 日本では「ゆる断食」などと紹介される「5:2ダイエット」や、起床後12時間以内に食事を済ませる「12時間ダイエット」など、食事の時間を意識したダイエットが話題を集めています。はたして科学的根拠はあるのでしょうか?

“食事の時間はあなたそのもの”は本当?

食事の時間を意識したダイエット法に、はたして科学的根拠はあるのだろうか?(©Win Nondakowit-123RF)

 ブリア=サヴァラン(Jean Anthelme Brillat-Savarin:1755-1826)はフランスの法律家であり政治家です。『美味礼讃(びみらいさん)』の著者であり、美食家、食通としても有名でした。彼の名言に、「Tell me what you eat and I will tell you what you are.(何を食べているか教えて下されば、あなたがどんな人かわかります。)」があります。のちにこの言葉は、「You are what you eat(あなたが食べているものは、あなた自身そのもの)」ということわざとして、米国でも広まりました。

 さらに最近は「You are when you eat(食事の時間は、あなたそのものです)」という言葉もを耳にするようになりました。同時に、「8時間ダイエット(1日の最初の食事から最後の食事までを8時間の枠内に収め、その間は好きなタイミングで食べていい。ただしその後は翌日最初の食事まで絶食)」「プチ断食(夜だけ、朝だけなど断食する)」「5:2ダイエット(週に2日、曜日を決めて1日のカロリー摂取量を女性500kcal以内、男性600kcal以内にし、残り5日は普通に食べる)」など、流行のダイエットの科学的な根拠が議論されています。

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