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医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

成績アップから問題行動抑止まで、「いっしょに夕食を食べること」がもたらすメリット

日本では「父親とほぼ毎日食べる」幼児はわずか34.6%

 大西睦子

【5】家族との食事は、体も健康にする

 ハーバード大学医学部(Harvard Medical School)の研究者らによると、家族と夕食を共にする子どもの食事パターンは健康的で、より多くの果物や野菜を食べて、食物繊維と微量栄養素を摂取し、油で揚げた食品、炭酸飲料、スナックや赤身肉の摂取は少ないことが分かりました。

■参考文献
US National Library of Medicine National Institutes of Health「Family dinner and diet quality among older children and adolescents.

 また、ミズーリ大学(University of Missouri, Columbia)の報告によると、夕食時にテレビを見る米国の幼稚園児は、小学校3年生になると太る傾向があります。夕食中にテレビを見ている子どもと肥満の関連については、スウェーデン、フィンランド、ポルトガルでも報告されています。

 つまりテレビを見ずに食事をするという点でも、家族と夕食を共にすることは重要です。

 こうして身につけた健康的な食習慣は、子どもが成長した後も維持できます。週に5回以上、家族と共に食事をしてきた若者は、自己誘発性の嘔吐、下剤やダイエット薬の使用、断食や少食、喫煙などの摂食障害に苦しむ可能性がそうでない若者に比べてはるかに低くなります。

■参考文献
US National Library of Medicine National Institutes of Health「Are family meal patterns associated with disordered eating behaviors among adolescents?

 また、シラキュース大学(Syracuse University)の研究者らによると、家族との食事が、喘息の症状を軽減することを報告しています。原因としては、子どもの不安の軽減と子どもが薬を服薬するかどうかを確認する機会が増えることが考えられます。

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