日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > からだケア  > スゴイカラダ  > 「口がくさい!」は唾液減少が原因?
印刷

スゴイカラダ

「口がくさい!」は唾液減少が原因?

1日に1.5Lも作られる唾液は加齢やストレス、病気で減少してしまう

 北村 昌陽=科学・医療ジャーナリスト

唾液、つば、よだれ─ いろんな呼び名があるけれど、もとは一緒。口の中に分泌される、あの液体です。〝汚いもの〟として扱われがちですが、実はお口のにおいを抑えるのに大事な働きをしています。唾液をいっぱい出すには、よく噛むこと。それが、口の中をキレイに保つ基本なのです。

 人体が分泌する液体は、尿、涙、汗などいろいろとあるけれど、その中で感覚的に最も嫌われているのが、「唾液」かもしれない。「唾棄」(つばを吐き捨てるように、捨てて顧みないこと: 広辞苑)なんて言葉もあるぐらいだし。

 でも、同じ液体が“よだれ”になると、「垂涎」(あるものを非常に強くほしがること:同)という表現になるわけで、これならそんなに嫌な感じはしないかも。

 まあ文学的な意味はさておき、体が働くうえで、唾液は何をしているのだろう。東京歯科大学教授の角田正健さんに聞いてみよう。

 よく噛むことで においの原因菌が抑えられる

 「唾液が1日にどのくらい作られるか知っていますか?」と角田さんは話し始めた。答えはなんと1.5L。500mLペットボトル3本分にもなる。

 この量は、1日に作られる尿の量とほぼ同じだという。もっとも、尿は体外へ排泄されるのに対して、唾液は大部分飲み込んで回収されるので、水分のロスは唾液のほうがずっと少ない。

 唾液を作るのは、口の周りにある三つの唾液腺。ものを食べたりおしゃべりをすると、ここから唾液が出てくる。どこから出る唾液も中身はほぼ一緒だ。 「1.5Lという量は平均値。かなり個人差があります」。一般に若い人ほど量が多く、年を取るほど減少する。ストレスや、糖尿病のような病気の影響で減ることもある。

図1◎ 唾液を作る「唾液腺」は口の周りに3カ所ある
図1◎ 唾液を作る「唾液腺」は口の周りに3カ所ある
[画像のクリックで拡大表示]

1/2 page

最後へ

次へ

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 怖い病気を招く「中性脂肪」を食事・運動で徹底対策!

    健康診断でもおなじみの項目である「中性脂肪」。血液中の中性脂肪が150mg/dLを超えると、脂質異常症の1つ、「高中性脂肪血症(高トリグリセライド血症)」と見なされる。血管の老化を防ぎ、心筋梗塞や脳梗塞を遠ざけるためにも、中性脂肪が上がるのを避けなければならない。そこで、今回はやっかいな中性脂肪の正体や、食事や運動でできる鉄板の対策法を一挙紹介していく。

  • 長年の悩み「腰痛」を解消! 痛みを和らげる体操4選

    腰痛は日本人の国民病とも言える身近な症状だ。特に問題なのは、原因がはっきりしない、「なんだか知らないけど、いつの間にか…」始まってしまう「慢性腰痛」だ。長年にわたって慢性腰痛で悩む人は少なくない。そこで、今回は長引く腰痛の解消が期待できる体操を一挙紹介する。

  • 怖い緑内障 忍び寄る失明を回避するには

    緑内障は放っておくと失明を招く怖い病気だが、病気が進んでも中心部の視力は保たれるため、自分ではなかなか気づきにくい。本記事では、緑内障による失明を回避するために知っておきたい期症状の特徴や、早期発見のために必要な検査、最新治療などについてコンパクトに解説していく。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2022 Nikkei Inc. All rights reserved.