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スゴイカラダ

食べながら息ができるのはのどちんこのおかげ

のどちんこは鼻と口とを仕切り、「呼吸」「飲食」「発声」に重要な役割を担っている

 北村 昌陽=科学・医療ジャーナリスト

 ところでこんな絶妙なしくみも、高齢になれば誰でも少しずつ衰える。特に、のみ込んだ食べ物が肺のほうへ入ってしまう「誤嚥(ごえん)」は、時に命に関わることもある重大な問題だ。

 「言葉をしっかりと話していれば、のどの構造がよく働きます。すると、年を取ってものみ込む機能が衰えにくい可能性があります」

 ほう、それは耳寄りな話だ。実際、アナウンサーや俳優が行う発声トレーニングは今、誤嚥を防ぐ可能性があるとして、介護の分野で注目を集めているという。取り組んで損はないですよ。

(出典:『スゴイカラダ』日経BP社 2014年4月発行)


北村 昌陽(きたむら まさひ)
科学・医療ジャーナリスト
北村 昌陽(きたむら まさひ) 1963年北海道生まれ。91年京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。専攻は生物物理学。92年日経BP社入社。日経メディカル編集部を経て、2000年より日経ヘルス副編集長に就任。ダイエット、エクササイズ、メンタルヘルスなどの特集や連載を担当。2009年退社。現在、医療・健康ジャーナリストとして活躍している。著書に『カラダの声をきく健康学』(岩波書店)がある。

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今、私たちの身の回りは、ものすごい量の「カラダにいいこと」を伝える情報であふれています。しかし、「カラダにいいこと」をするには、その背後に「カラダを大事にする気持ち」があってこそです。カラダは、自分自身をとても大切な、価値のあるものとして扱っています。その姿勢が、内臓や神経、ホルモンなどの働きぶりとして表れています。カラダのしくみそのものが、「カラダは大事だよ」と語っているのです。どうぞ、カラダのすごさ、知恵深さをじっくりと味わってください。「へー」「すごい」「なるほどねぇ」とうなずきながら読んでいくうちに、いつの間にか「カラダは大事だよ」というカラダからのメッセージが、あなたの中にも染み込んでいくと思います。──「はじめに」より改変

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