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スゴイカラダ

食べながら息ができるのはのどちんこのおかげ

のどちんこは鼻と口とを仕切り、「呼吸」「飲食」「発声」に重要な役割を担っている

 北村 昌陽=科学・医療ジャーナリスト

食べ物をのみ込むときは肺の“フタ”が閉じる

 のどは、鼻腔(鼻の中の空間)と口腔(口の中の空間)が合流する場所だ。鏡の前で口を大きく開けて「アーッ」と声を出すと、のどちんこが持ち上がって、奥の壁が見えるだろう。その上のほうへ、鼻へ至る通路がつながっている。

 「鼻と口が仕切られているのは、ほ乳類の特徴です」。ほ乳類以外の生き物、例えばカエルは、外見上は鼻の穴が口と別にあるけれど、内部には仕切りがない。だから口の中が食べ物でいっぱいだと息ができないので、ゆっくり噛んでいる暇がなく、常に一口でのみ込んでしまうという。

 「呼吸ルート(鼻)と食べ物ルート(口)が仕切られているから、人間はゆっくり味わいながら呼吸できるのです」

図1◎ 「呼吸ルート」と「食べ物ルート」 2つの経路がのどの奥で交錯する
「呼吸ルート」と「食べ物ルート」 2つの経路がのどの奥で交錯する
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