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スゴイカラダ

ストレスを感じた時に体の中で起こること

ストレスに対抗するために分泌されるホルモンとは?

 北村 昌陽=科学・医療ジャーナリスト

 これは単なる言葉の定義の問題ではない。実際にこういった多種多様なストレスに対して、体は「ストレス応答」と呼ばれる共通の防御反応を示すという。つまり、「季節外れの暑さ」「極度の空腹」「嫌な上司」は、どれも同様のストレス応答メカニズムを発動させる。もちろん個別の対応策もあるが(例えば暑さに対して体は「汗をかく」という対応を取る)、まずベースとして、どんなストレスが来てもとりあえずこうしておく、という“万能薬”的な対策を講じるのだ。

 「ストレス応答の中核を担っているのが、副腎皮質ホルモンです」。ストレスホルモンという、そのままズバリの別名を持つこのホルモンは、副腎から分泌される。

 ストレスホルモンが分泌されるまでの経路には、長い名前がついた複数の別のホルモンが関わっていてちょっとややこしいが、要するに脳がストレスを感じて発した命令が、いくつかの段階を経て副腎に伝わると、このホルモンが出てくる。

図2◎ ストレス応答に関わるのは「ホルモン」の連鎖と「自律神経」
ストレス応答に関わるのは「ホルモン」の連鎖と「自律神経」/スゴイカラダ
[画像のクリックで拡大表示]

 このホルモンが増えると、血圧や血糖値が上がって体の活動性が高まる。ストレスに対して何らかの対応をするために、体が準備するわけだ。

 「副腎皮質ホルモンは、普段からある程度、分泌されています」。通常の生活では、日中に増えて夜に減るというサイクルで変動している。「人間は昼に活動する動物なので、日中の活動性が高まるように働きます。夜行性のネズミではまったく逆です」。

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