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スゴイカラダ

眠りは脳にどう影響しているか?

眠っている間に脳を休ませ、「メンテナンス」をしています

 北村 昌陽=科学・医療ジャーナリスト

 睡眠の最初にまず現れるのがノンレム睡眠で、このときは大脳の神経活動が鎮まって脳波がゆるやかになる。数十分後、今度は脳波が活発に動き始める。これがレム睡眠。大脳が激しく活動している状態だ。

 この「ノンレム睡眠→レム睡眠」というサイクルが、約90分周期で一晩の間に4~5回繰り返される。このサイクルを作り出しているのが、脳幹なのだ。

 「最初のノンレム睡眠が、一晩の中で最も深い眠り。このときにメンテナンスが進みます」。そして2回目、3回目と進むにつれ、ノンレム睡眠は浅く、短くなる。反対にレム睡眠は、朝に向かって徐々に増える。

図2◎ レム睡眠とノンレム睡眠の割合が変化する
レム睡眠とノンレム睡眠
[画像のクリックで拡大表示]

 「レム睡眠は、大脳を覚醒させる準備をしているのです」と井上さん。冷えた車のエンジンを暖気運転するように、深く眠った大脳を、覚醒に向かって徐々に動かす。これで目覚めた瞬間から大脳がフル稼働できるわけだ。

 へ~、脳幹が行うメンテナンスには、暖機運転まで入っているのか。大脳って大切にされているんだなぁ。

 脳幹は、無意識に働く脳だ。「睡眠に悩んでいる人は、いろいろな快眠法に手を出しがちですが、そうやって意識的に制御しようとして、かえってストレスを増やすことも多い。『脳幹にお任せします』ぐらい気楽に構えるほうがいいのです」。

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