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便意はどうやって感じる? どう我慢する?

便意を感じた時点で排泄は8割始まっている

 北村 昌陽=科学・医療ジャーナリスト

図1◎ 大腸の仕事はいいウンチを作ること、直腸の仕事は「便意」を作ること
図1◎ 大腸の仕事はいいウンチを作ること、直腸の仕事は「便意」を作ること
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 細かくいうと、センサーからのシグナルは途中で二手に分かれる。一方は脳へ届くが、もう一方は背骨(仙髄)でUターンして肛門を締める筋肉に向かい、筋肉をゆるめさせるという。

 えっ、でも、いきなりゆるんでしまったらまずいんじゃ…。

 「大丈夫。肛門を締める括約筋は二重になっていて、この段階でゆるむのは内側だけ。外側は自分の意志で締められるので、我慢できるのです」

 なるほど、自動的にゆるむ筋肉と、自分の意志で動かせる筋肉の二重構造か。でも、ということは、便意を感じた時点で、括約筋はすでに半分ゆるんでいるのですね?

 「半分どころか、肛門を締める力の8割は、内側の括約筋が担っています。便意を感じたら、ある意味で排泄はもう始まっているのです。できるだけすぐにトイレに行っていただきたいですね」

 山名さんによると、ずっと我慢していればやがて便意は遠のくが、我慢を習慣化させると便意自体を感じにくくなり、便秘になるという。やはり体の声には、素直に従うのが一番なのです。

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