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中野ジェームズ修一が熱血指導! 『ぽっこりお腹解消メカニズム』

お父さん注目! 子供の前で「懸垂」ができない意外な理由とは?

握力、肩回り・腕回りの筋力、引きつける動作の強化がカギ

 中野ジェームズ修一

原因(3)引き付ける力が足りない

 話を懸垂に戻しましょう。

 再び懸垂ができるようになるために、握力のトレーニング、プッシュアップによる肩回り、腕回りのトレーニングに加えてやっていただきたいのが、「引きつける動作」です。

 日常生活の中で何かを押す動作や持ち上げる動作というのはそこそこあるのですが、引きつける動作というのはめったにありません。ですので、引きつけるための筋力は低下しやすいものなのです。この引きつける動作ができないと、鉄棒にぶら下がったときに自分の体重を引き上げることができません。

 引きつける動作を強化するために、まずは足を地面につけた状態で低い鉄棒に体を斜めにしてぶら下がり、引きつける動作を繰り返してください。足を鉄棒に近い場所に置けば強度が低くなりますので、近い場所から始めて段々と足を鉄棒から遠くにしていくとよいでしょう。

 握力、肩回り・腕回りの筋力、そして引きつける動作。この3つをアップさせることで、懸垂ができるようになっているはずです。

 実は懸垂ほど効率よく背中の筋肉を鍛えられる運動はなかなかありません。ジムなどに通っている方であれば専用のトレーニングマシンを使用することができますが、そうでない方にとっては背筋を鍛えることはかなり難しいことです。しかし、姿勢の維持に背筋力は欠かすことができないもの。

 また背筋は大きな筋肉群なので、トレーニングをすれば効率よく筋肉量を増やすことができます。ダイエットをしたいという方にも、背筋のトレーニングである懸垂はとてもおすすめです。

 コストがかからず比較的身近な場所ででき、効果的な背筋のトレーニングである懸垂。日常のトレーニングに取り入れてはいかがでしょうか。

(まとめ:神津文人)

中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん
フィジカルトレーナー/米国スポーツ医学会認定ヘルスフィットネススペシャリスト
中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん 卓球の福原愛選手など日本のトップアスリートだけでなく、高齢の方の運動指導も行う「パーソナルトレーナー」として活躍。日本各地での講演も精力的に行っている。近著に「なぜいくら腹筋をしても腹が凹まないのか」(幻冬舎新書)など多数。
日経トレンディネット2015年2月2日付け記事からの転載です。

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