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中野ジェームズ修一が熱血指導! 『ぽっこりお腹解消メカニズム』

“ビール腹”の原因はビールじゃない!?

有酸素運動で下半身の筋肉量を増やそう

 中野ジェームズ修一

“お腹ぽっこりなのに、脚はびっくりするほど細い人”が増加

 冒頭でも少し触れましたが、近ごろはショーツを履いている方を多く見かけます。仕事柄、人の体型が気になって見てしまうのですが、お腹が出ているだけではなく脚が細い方が増えている気がします。もともと細身という方もいるのでしょうが、明らかに低筋力で上半身と下半身のバランスが悪い方を多く見かけるのです。お年を召した方だけでなく、若い方でもお腹が出ていて脚がびっくりするほど細い人が目立ちます。

 下半身のような大きな筋肉の量が減少すると疲れやすくなり、歩く距離が減ったり電車やバスで座りたくなったりし、ますます筋肉が衰えていきます。そうするとさらに消費カロリーが減ってしまい、お腹が凹まないどころか、内臓脂肪の量が増えていくでしょう。

 「腹筋運動ではお腹は凹まない! その理由は?」でも書いたことですが、下半身の筋肉量を増やし、それを維持することはとても重要。筋肉量が増えればエネルギーを消費しやすくなりますし、有酸素運動の効果もアップします。ビール腹を凹ます近道は「下半身の筋力強化」なのです。

 もちろん、ビール腹の方だけでなく、脇腹に脂肪がついているタイプの方にとっても下半身の筋肉量は重要です。「お腹も少し出ているけれど、それよりも脇腹のほうが気になる」という方もいるでしょう。骨盤が小さくスマートな人ほど、脇腹の皮下脂肪は目立ちます。トップクラスのテニス選手でも、脇腹が目立つ人がいるほど、落としにくいものでもあります。そして残念ながら人の体は“部分痩せ”ができません。脇腹をつまんでも、塩揉みしても、サランラップを巻いても、そこの脂肪が落ちることはないのです。

 有酸素運動を始めると、内臓脂肪がまず落ち始めます。ほとんどの内臓脂肪が燃焼したあと、初めて皮下脂肪が落ちていくことになります。脇腹の皮下脂肪が気になっていても、まずは内臓脂肪をしっかりと燃焼させる必要があるのです。摂取カロリーのコントロールと有酸素運動の組み合わせで内臓脂肪を落として内臓脂肪が低い状態を維持し、さらにカロリーコントロールと有酸素運動を継続することでようやく脇腹の脂肪が落ち始めます。ビール腹と比較すると長期戦になりますが“落ちない”ことはありませんので、下半身の筋力アップとともにカロリーコントロールと有酸素運動を続けてみてください。

 ビールがおいしい夏がすぎても、すぐに食欲の秋がやってきます。食べ過ぎ、飲み過ぎに注意しながら、有酸素運動と下半身のトレーニングを生活の中にとり入れていただけたらと思います。

(まとめ:神津文人)

中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん
フィジカルトレーナー/米国スポーツ医学会認定ヘルスフィットネススペシャリスト
中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん 卓球の福原愛選手など日本のトップアスリートだけでなく、高齢の方の運動指導も行う「パーソナルトレーナー」として活躍。日本各地での講演も精力的に行っている。近著に「なぜいくら腹筋をしても腹が凹まないのか」(幻冬舎新書)など多数。
日経トレンディネット2014年9月1日付け記事からの転載です。

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