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中野ジェームズ修一が熱血指導! 『ぽっこりお腹解消メカニズム』

“ビール腹”の原因はビールじゃない!?

有酸素運動で下半身の筋肉量を増やそう

 中野ジェームズ修一

「腹筋でお腹は凹むの?」「バランスボール、断食、サウナはダイエットに効くの?」……メタボが気になる中年男性の“ぽっこりお腹”を解消すべく、卓球の福原愛選手など日本を代表するトップアスリートの個人指導を行うパーソナルトレーナーの第一人者、中野ジェームズ修一氏が熱血指導する!

内臓脂肪型のぽっこりと出たお腹はビール樽に似ている。(©Ljupco Smokovski/123RF.com)

 残暑が続きそうですが、夏の間にビアガーデンやバーベキューなどを存分に楽しんで「ビール腹になった」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 クールビズが浸透し、「夏の間はポロシャツで仕事」という方が増えたせいか、街を歩いていると昔に比べてお腹が出ている人が目立つような気がします。Tシャツやポロシャツに短パンを合わせるようなファッションも流行っているようですが、ぽっこり出ているビール腹ではせっかくのオシャレも決まりません。

 男性の天敵のようなビール腹ですが、少々誤解している方が多いのも事実。そもそもビール腹はビールを飲むことでお腹が出てきたことを指す言葉ではなく、内臓脂肪型のぽっこりと出たお腹がビール樽に似ていることからいわれるようになったものです。ですので、ビールを飲んでビール腹になるわけではないのです。

 ビール腹の直接的な原因がビールを飲むことではないのに、“ビールを飲むと太る”“ビールを飲むとお腹が出てくる”と思われているのはどうしてでしょうか。

 原因として考えられるのは、まずビールに合うおつまみは高カロリーのものが多いこと。空揚げや焼き鳥、餃子、フライドポテトなど、油が多いもの、味の濃いものはビールと一緒に食べるとおいしいですし、ついついたくさん食べてしまいがちです。そうするとあっという間にカロリーオーバーになってしまいます。

 またビールが好きな方はたくさん飲む傾向があるのも原因に挙げられるかと思います。お酒のカロリーはその度数に左右されます。アルコールの度数が高くなればなるほど、カロリーが上がっていきます。日本で飲まれているビールのアルコール度数は5度程度ですので、ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキーなどに比べてずいぶん低い数字です。ですが、ジョッキで4杯、5杯と飲んでしまうと、簡単に一食分のカロリーを超えてしまうのです。

 ビール自体がビール腹の原因ではないので別のアルコールに切り替える必要はないのですが、ダイエットを考えているならその楽しみ方には注意が必要だといえるでしょう。

「1日14品目摂取」を目標に

 夏に関連してもうひとつ話をさせていただきます。暑い日が長く続くと、夏バテ対策としていつも以上に栄養を摂取しようとする方がいるかもしれません。「いつもより肉をしっかり食べよう」「うなぎをたくさん食べておこう」と思う方も多いのではないでしょうか。

 夏バテ対策を意識するのはとても良いことなのですが、いつも以上に栄養をとろうとするとカロリーオーバーになり、お腹が出てくる原因になってしまいます。もちろん十分な栄養をとることが難しかった時代なら必要だったと思いますが、現代ではあまり有効ではありません。

 そもそもオフィスや自宅、交通機関、外食をする飲食店なども基本的には空調設備が整っていることが多く、夏だからといって「食事が進まない」「食欲がない」という方は少ないのではないでしょうか。「普段よりも食べる」よりも「普段からバランスの良い食事を心がける」ことが正しい夏バテ対策になるはずです。

 バランスの良い食事に関しては、以前「生野菜はダイエットに効くは本当か?」でも書きましたが、私がおすすめしているのは「1日14品目摂取」というシンプルな食事方法です。穀物類、豆・豆製品、魚介類、肉類、牛乳・乳製品、卵、果物、海草類、キノコ類、イモ類、緑黄色野菜、淡色野菜、油脂、嗜好品(酒、茶、コーヒーなど)のトータル14品目を1日3回の食事でとることを目指せば、自ずと偏りの少ない食生活になるはずです。

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