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有森裕子の「Coolランニング」

有森裕子 ケガをしない“冬ラン”トレーニングの極意

話題の「ミッドフット走法」よりも意識してもらいたいこと

 有森裕子=元マラソンランナー

 皆さん、明けましておめでとうございます! 今年も元日から実業団のニューイヤー駅伝、2日と3日は箱根駅伝が開催され、テレビの前に釘付けだった読者の方も多かったと思います。早速、初日の出ならぬ、“初ラン”を楽しまれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 今年も、ランニング好きの皆さんに健康的に楽しく走っていただけるように、情報を発信できればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、ご覧になっていた方も多いと思いますが、「陸王」というドラマが先月、最終回を迎えました。

 「陸王」は、池井戸潤さん原作、役所広司さん主演で、2017年10月から12月までTBS系列で放送された連続ドラマです。老舗足袋業者「こはぜ屋」が、会社存続のために、足袋製造の技術を生かした“裸足感覚”のマラソンシューズの開発にチャレンジし、大手企業との熾烈な競争、資金難といった様々な試練を、仲間と共に乗り越えていくというストーリーです。マラソンランナーの苦悩や栄光も表現され、とても夢のあるステキなドラマでした。

 ただ、このドラマが始まってから、いろいろな方からこんな質問をされるようになりました。

 「ミッドフット走法って、いいんですか?」

「どこで着地するか」より大切なこと

 「ミッドフット走法」とは、足裏と地面の接地方法に注目した走り方の1つで、足裏の中央部で着地する方法を指します。ほかには、足裏の前方(足指の付け根部分)で着地する「フォアフット走法」、足裏の後方(かかと部)で着地する「ヒールストライク走法」があります。

 「ミッドフット走法」の特徴は、足裏の真ん中辺りで着地し、足裏全体で地面を押すイメージで蹴り出すことです。足裏全体で衝撃を吸収するため、体幹が安定し、上下動が少なくなるとされています。エネルギーのロスが少ない分、スピードも上がると言う人もいます。

 一方、かかとから入る「ヒールストライク走法」で走る日本のランナーは多く、地面からの反発力を推進力に変えて走ることができるといわれています。「フォアフット走法」はアフリカのトップランナーに多く、最もスピードが上がる走法ですが、足への負担も大きく、骨格や筋肉、腱のつき方が彼らとは異なる日本人が習得するのは難しいとされています。

着地の仕方は、ランナーのフォームや体格、筋量、地面の状態などによって異なる。(C)maridav-123rf
着地の仕方は、ランナーのフォームや体格、筋量、地面の状態などによって異なる。(C)maridav-123rf

 …と、簡単に説明しましたが、私自身、現役時代に足裏のどこで着地するかといったことは、ほとんど意識していませんでした。計測データすら取ったことがありません。ということは、着地に関してさほど意識しなくても支障なく走れたということになります。

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