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有森裕子の「Coolランニング」

有森裕子 スランプに悩んだらエスカレーター利用をやめよう

「トレーニングはこうあるべき」という固定観念からの脱却を!

 有森裕子=元マラソンランナー

 自己ベストが出ないといった、スランプに悩んでいる人への私からのアドバイスは2つあります。1つは、この連載でも再三申し上げているように、「レースの選び方」を再考してほしいということです。たくさんのレースに出場するような“数打てば当てる方式”を止め、記録を狙うためのレースを絞り、抽選で当選した他の大会は練習に使う、という考え方です(詳しくはバックナンバー「今年こそ自己ベストを出したいランナーがすべき3つのこと」を参照)。

 また、「試合までに200km走った」「レースまでに距離を踏めなかった」など、走行距離を伸ばすことにこだわる人もいますが、それよりは本番レースの選択を絞った方が好タイムを狙えると私は思います。

日常生活のすべてがトレーニングと考える

発想を変えればトレーニングのチャンスはいくらでもある(© PaylessImages-123rf)
発想を変えればトレーニングのチャンスはいくらでもある(© PaylessImages-123rf)

 2つ目は、練習という概念そのものを見直してみる、ということです。日々、仕事をしながら練習をする中で、最も効果的な練習方法は、起床して就寝するまでの間をすべてトレーニング時間だと考えることだと思います。

 ランニングのためにまとまった時間を確保し、トレーニングウェアに着替え、ランニングシューズを履いて、万全の態勢で走ることだけがトレーニングだと思い込んでいませんか? もちろん、その状態で走るのが一番快適ですが、思うように時間を確保できないことで、「トレーニング不足だ」と焦るのは早計です。「練習はこうでなきゃいけない」という固定観念を持っているランナーは思いのほか多く、そのためにトレーニングの機会をみすみす逃しているような気がします

 通勤途中や職場でも、エスカレーターやエレベーターを使わずに階段で上れば、立派な下半身のトレーニングになります。電車の中では座らず、吊革につかまってかかとを上げ下げしてふくらはぎを鍛える。あえて1~2駅手前で下車して歩くなど、日常生活にはトレーニングの機会があふれています。「自己ベストが出ない。練習が足りないのだろうか。メニューを変えた方がいいのだろうか…」と悩んだときは、まずはトレーニングという概念そのものを変えてみてください。走る土台となる足腰を鍛えるチャンスは日常生活にいくらでもあるのです。

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