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有森裕子の「Coolランニング」

知らなきゃ損! 冬場のランニングを快適にするウエアの選び方

ウエアの縫い目や切り返しが、動きを邪魔することもある

 有森裕子=元マラソンランナー

体温調節ができる防寒グッズを活用しよう

 冬場のランニングでは、手袋やネックウォーマー、アームウォーマー、レッグウォーマーなど、体温が逃げやすいところを温めるグッズを積極的に活用したほうがいいと思います。目安として、気温が15度以下になれば使うことをお薦めします。

 走り始めは寒いけれど、走っていくうちに体はぽかぽか温かくなります。その際に、アームウォーマーやネックウォーマーなどの防寒グッズは、すぐに取り外して寒暖調整ができるので便利です。ネックウォーマーは、最初は首に付けますが、途中で首もとが暑くなってきたらそのまま頭に持ちあげ、先端についている紐をきゅっと結めば、帽子になる商品もあります。1つで何役もこなす、あるいは取り外しができる機能を持つグッズは、天候が変わりやすい時期に重宝します。

 防寒グッズはもちろんレースの時にも役立ちます。実は私がアームウォーマーを初めて使ったのは、自身のラストランとなった第1回東京マラソンでした。その日は凍えるほど寒くて体が冷えきっていました。そこで、黒くて長いアームウォーマーを付けたのです。長く走っても全く邪魔にならないほど快適でした。23キロ付近で転倒したのですが、手袋とアームウォーマーのおかげで、かすり傷ぐらいで済みました。

 冬場はロングタイツを活用される方も多いと思います。姿勢の保持や関節・筋肉のサポートなどの高機能化が年々進んでおり、最近では人間工学に基づいて、複雑な切り返しが施された商品もあります。これは好き嫌いがあると思うので、動きやすいかどうかを一度試すほうがよいと思います。

 こうしたロングタイツの機能が逆に災いして、人間の体が本来持つ機能をきちんと発揮させないケースも考えられます。本来の体の機能を邪魔しないウエアが、個人的にはお勧めです。

 寒い日のランニングは、関節が伸びにくく、硬くなりがちなのでケガをしやすくなります。ただ、体も疲れやすくなるので、ウォーミングアップを頑張り過ぎると、それだけで一気に疲れることもあります。体を上手に温め、一方では冷やさないように、ウエアや防寒グッズなどの頼れるサポートツールもうまく利用して、冬場のランニングを楽しんでください。

(まとめ:高島三幸=ライター)

有森裕子(ありもり ゆうこ)さん
元マラソンランナー
有森裕子(ありもり ゆうこ)さん 1966年岡山県生まれ。バルセロナ五輪(1992年)の女子マラソンで銀メダルを、アトランタ五輪(96年)でも銅メダルを獲得。2大会連続のメダル獲得という重圧や故障に打ち勝ち、レース後に残した「自分で自分をほめたい」という言葉は、その年の流行語大賞となった。市民マラソン「東京マラソン2007」でプロマラソンランナーを引退。2010年6月、国際オリンピック委員会(IOC)女性スポーツ賞を日本人として初めて受賞した。

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