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有森裕子の「Coolランニング」

有森裕子 イチロー選手に学ぶ「ルーティン」の効用

自分のベストルーティンを探して、ベストパフォーマンスを発揮しよう

 有森裕子=元マラソンランナー

 とはいえ、イチロー選手のようなスーパースターとは違って、日々忙しいビジネスパーソンは、自分の都合だけで行動できないことがほとんどです。そんな人がイチロー選手のような徹底したルーティン生活を送るのは不可能ですし、かえってルーティンを守れないことがストレスになってしまうでしょう。

 大事なのは、最初からハードルを上げすぎず、小さな目標を立てて毎日続けてみることです。「毎朝、必ず朝食を食べる」「朝晩は必ず腹筋トレーニングを10回ずつ行う」など何でもOKです。それを続けることができれば、少しずつ自信がついてきます。例えば「大会では毎回、完走する」といった目標を立て、目標達成のためにすべきことを、日々やるべきルーティンに落とし込んで考えるのもいいでしょう。

 自分に合ったルーティンは何か。まずは実践して検証し、時には微調整をしながら「マイベストルーティン」を見つけてみましょう。実践してみると、体の小さな変化に気付いて大ケガを防ぐことができたり、外的要因に振り回されたりすることなく、心身ともに安定した状態で大会に臨めると思います。安定した体調で臨めれば、今までの練習の成果を発揮しやすくなるはずです。

 季節の変わり目は体調を崩しやすくなります。特にこの時期は、夏の疲れが出てくる頃。心身のメンテナンスを怠らず、出来る範囲での規則正しい生活を送ってみてください。

安定した体調で試合に臨むための
「ルーティン力」を磨く3つのポイント
  • 小さなルーティンを考えて、毎日続ける
    最初からハードルを上げすぎず、「毎朝、必ず朝食を食べる」「朝晩は必ず腹筋トレーニングを10回ずつ行う」など、続けられそうな小さな目標(ルーティン)を立てて実践する。

  • 目標を達成するために必要なルーティンを考える
    「ケガをしない」などの目標を立てて、「ストレッチを毎日お風呂上がりに行う」「バランスのいい食生活を整える」といった、やるべきことをルーティンに落とし込む。

  • 実践しながらマイベストルーティンを追究する
    いろんなルーティンを試しながら、体調が安定しそうな自分に最も合うルーティンを、調整しながら探していく。

(まとめ:高島三幸=ライター)

有森裕子(ありもり ゆうこ)さん
元マラソンランナー
有森裕子(ありもり ゆうこ)さん

1966年岡山県生まれ。バルセロナ五輪(1992年)の女子マラソンで銀メダルを、アトランタ五輪(96年)でも銅メダルを獲得。2大会連続のメダル獲得という重圧や故障に打ち勝ち、レース後に残した「自分で自分をほめたい」という言葉は、その年の流行語大賞となった。市民マラソン「東京マラソン2007」でプロマラソンランナーを引退。2010年6月、国際オリンピック委員会(IOC)女性スポーツ賞を日本人として初めて受賞した。

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