日経Gooday TOP  > スポーツ・エクササイズ  > 有森裕子の「Coolランニング」  > 有森裕子 いよいよ開幕したリオ五輪、女子マラソンの見どころはココ!  > 2ページ目

有森裕子の「Coolランニング」

有森裕子 いよいよ開幕したリオ五輪、女子マラソンの見どころはココ!

 有森裕子=元マラソンランナー

女子マラソンは3人3様の走り方に注目

 さて、女子マラソンの3人の日本代表は、伊藤舞選手(32歳・大塚製薬)、田中智美選手(28歳・第一生命)、そして福士加代子選手(34歳・ワコール)です。

リオ五輪のマラソン代表選手。上段左から石川末廣選手、北島寿典選手、佐々木悟選手、下段左から伊藤舞選手、福士加代子選手、田中智美選手。(2016年3月18日、©日本経済新聞社)
[画像のクリックで拡大表示]

 伊藤選手2015年の北京世界陸上で7位に入り、五輪内定を勝ち取りました。独特の腕振りが印象的で、後半に勝負できる粘り強さがあります。前向きな性格で、回りからのプレッシャーもあまりないでしょうから、時差調整やピーキング(大会当日に調子をベストな状態に持ってくること)がうまくいけば、自分の力を発揮しやすいのではないでしょうか。

 田中選手は、2016年3月に開催された国内最終選考会「名古屋ウィメンズマラソン」で自己ベストの2時間23分19秒を出し、五輪の切符をつかみました。2015年の北京世界陸上では、国内選考会で優勝しながら無念の代表落ちを経験しています。その悔しさをバネにリオ五輪に挑んでいると思います。田中選手の特徴は、バランスの良いきれいな走り方。後半勝負を見越して標高2400メートルの高地で練習を積み、現地入りしました。

 田中選手の指導者は、1991年に東京世界陸上女子マラソンで銀メダルを獲得し、翌年のバルセロナ五輪で4位入賞を果たした山下佐知子さん。世界大会での実績を持つ山下さんが、どのような采配をふるうかも注目です。

 福士選手身体能力が高く、天性のなめらかな走りが特徴です。右足甲の痛みで6月のハーフマラソンを欠場し、その後は順調な復調をアピールしていましたが、「故障との戦い」になるのではないでしょうか。福士選手は、3人の選手の中で最も国民やマスコミから注目されている存在。年齢的にも恐らく最後の五輪として挑む覚悟があるでしょうから、それらがプレッシャーにならず、背中を押すような“追い風”の役割になればと思います。個性的な発言で注目されがちの彼女ですが、実はシャイな性格なので、そうした発言は照れ隠しの表れかもしれません。物事をじっくり考える思慮深い一面もあります。

新型コロナウイルス感染症 最新情報はこちら
  • facebookでシェア
  • Twitterにツイート

PR

RELATED ARTICLES関連する記事

スポーツ・エクササイズカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

FEATURES of THEMEテーマ別特集

テーマ別特集をもっと見る

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

PC表示

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.