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有森裕子の「Coolランニング」

有森裕子 猛暑に負けずに走力アップを図る秘訣

早朝ラン、スイム、山歩き、トライアスロン…無理せず楽しむ工夫を

 有森裕子=元マラソンランナー

 また、トレイルランニングでゆっくりと山の中を走ったり、歩いたりするのもいいでしょう。自然の中は直射日光を避けられる木陰が多く、気温も都心より1~2℃下がるので走りやすいはずです。

 私も現役時代は、米国コロラド州ネダーランドの山の中で練習しましたが、木陰はひんやりとしていて、夏場でも走りやすかったことを覚えています。山の中にボルダークリークという川が流れていて、練習後にその川に足を入れてアイシングをしていました。

給水は欠かさずに取る

 このように、夏場は無理をしないことを大原則に、早朝ラン、スイム、トレイルラン、山歩き、トライアスロンといった様々な練習方法を臨機応変に取り入れ、暑い中でもしっかり体づくりができるような独自のトレーニングを考えてみましょう。

 その際、ウエストポーチなどにペットボトルの水をセットして必ず持ち歩き、こまめに給水を取ることを忘れないようにしてください。帽子やサングラス、日焼け止めなど、直射日光から身を守るアイテムも用意するといいでしょう。

 次回は、ランナーの夏バテを防ぐための食事や水分の獲り方などについてご紹介したいと思います。

夏のトレーニングのポイント
  • 夏の練習は秋冬のレースの土台と考える
    炎天下で長時間の練習が厳しい分、補強運動やウエイトトレーニングを取り入れて筋力アップを図り、走るための土台を作る。また、水泳、トレイルランやトライアスロンなども持久力を鍛える練習になる。

  • 涼しい時間帯に走る
    夜遅くなると晩ご飯の時間が遅くなり、睡眠時間が少なくなる。可能なら早朝ランがお薦め。

  • 緑地や水辺のそばなどの自然の中を走る
    川縁や木陰が多い公園など自然豊かな場所なら都心よりも気温も下がり、日陰が多いので走りやすく気持ちがいい。また、公園などの周回コースを走れば、もし調子が悪くなっても家に帰りやすい。

  • こまめに給水を取る
    夏は特に水を持ち歩くようにする。帽子やサングラス、日焼け止めなども準備する。

 (まとめ:高島三幸=ライター)

有森裕子(ありもり ゆうこ)さん
元マラソンランナー
有森裕子(ありもり ゆうこ)さん

1966年岡山県生まれ。バルセロナ五輪(1992年)の女子マラソンで銀メダルを、アトランタ五輪(96年)でも銅メダルを獲得。2大会連続のメダル獲得という重圧や故障に打ち勝ち、レース後に残した「自分で自分をほめたい」という言葉は、その年の流行語大賞となった。市民マラソン「東京マラソン2007」でプロマラソンランナーを引退。2010年6月、国際オリンピック委員会(IOC)女性スポーツ賞を日本人として初めて受賞した。

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