日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > スポーツ・エクササイズ  > 有森裕子の「Coolランニング」  > 有森裕子 猛暑に負けずに走力アップを図る秘訣  > 2ページ目
印刷

有森裕子の「Coolランニング」

有森裕子 猛暑に負けずに走力アップを図る秘訣

早朝ラン、スイム、山歩き、トライアスロン…無理せず楽しむ工夫を

 有森裕子=元マラソンランナー

 競技として一番なじみがある「オリンピック・ディスタンス」(スイム1.5km・バイク40km・ラン10km、合計51.5km)のほか、「アイアンマン・ディスタンス」(スイム3.8km・バイク180km・ラン42.195km、合計約226km)のようなまさに“鉄人級”のレースもありますが、一方で、比較的取り組みやすい、スイム0.75km、バイク20km、ラン5kmの「スプリント・ディスタンス」と呼ばれるレースもあります。それよりも短い「スーパー・スプリント」なら、スイム0.4km、バイク10km、ラン2.5kmです。

 3種目ではなく、「アクアスロン」(ランとスイム)、「デュアスロン」(ランとバイク)といった、2種目を組み合わせた大会もあります。夏場はスイムが入った「アクアスロン」の方がお薦めですが、こうした大会に参加して、スイムやバイクといった、「走る」以外のトレーニングを取り入れれば、体のいろいろな部位がバランスよく鍛えられるでしょう。仲間と遊び感覚で参加するぐらいの気持ちで挑めば、楽しめるはずです。

 初めて参加する場合は、ウエットスーツや自転車をそろえなくてはいけない、というハードルはありますが、大会によってはレンタルサービスを行っているところもありますので、利用してみてはいかがでしょうか。

夏でも雨の中を走るのはオススメしません

 夏場、市民ランナーでときどき見かけるのが、「冷たい雨がシャワーのようでキモチいい~」と、わざわざ雨の中を走る人。もちろんプロのランナーは、雨天でもレースは決行されるので、雨であろうが練習します。特に私は人一倍、雨の中で練習した方かもしれません。「周りのランナーが苦手で嫌がることは得意にしてやろう」という考えでしたから、そんな練習をしているうちに、「雨にも強い」選手になりました。

 しかし、市民ランナーがそこまでやる必要はありません。濡れたまま長時間走り続けると、体の芯まで冷やしてしまい筋肉も硬くなります。体温は奪われ、汗は出ず、雨に濡れるほど、翌日は体がだるくなる。こうした嫌な疲労感は休んでもなかなか取りにくいものです。

 どうしても雨の中を走りたいという人は、練習後にゆっくりお風呂につかって汗を出し、体の芯から温めるようなケアを忘れないようにしましょう。お風呂上がりにストレッチを行い、翌日は補強運動など軽めのトレーニングで疲れを残さないように体をほぐしてください。…でも、できるなら雨の日のランニングは避けた方がいいですね。

サマータイムに切り替え、「早朝ラン」を開始!

 夏場は練習の時間帯も大事です。休日、炎天下を走っている人がいますが、熱中症になる危険もあるので、気持ちよく走れる涼しい時間帯を選んでください。夜もいいのですが、昼の余熱が冷めるのを待っていると、夕食の時間が遅くなり、睡眠時間を妨げることになりかねません。眠いかもしれませんが、いっそのことサマータイムに切り替えるぐらいの気持ちで、朝5時、6時の「早朝ラン」に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 休日、少し長めの距離を走り込む練習をしてみたいという人は、照り返しが強いアスファルトではなく、川縁や緑道、木陰が多い公園の土の上を走るなど、環境を変えてみるといいかもしれません。調子が悪くなったらいつでもやめやすい、公園の周回コースもお薦めです。

真夏に走るなら照り返しが弱い木陰のコースがお薦め。(©dotshock-123rf)
日経グッデイ初割キャンペーン

RELATED ARTICLES関連する記事

スポーツ・エクササイズカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 始めよう筋トレ 最低限やりたいエクササイズと食生活のポイント

    筋トレはできるだけ若いうちに始めることに大きなメリットがあるといわれる。それはなぜなのか。また、どんな筋肉をどのように鍛えるのが効果的なのか。高齢になってもしっかりした足腰でいるために今のうちから最低限やっておきたい筋肉エクササイズ、食生活の注意点などを知り、今年こそ「筋トレ習慣」を身に付けよう。

  • 第3波を乗り切るためのコロナ対策

    新型コロナウイルスの新規感染者が再び急増し、日本は今、流行の第3波を迎えている。今後さらに気温と湿度が下がると、ウイルスの生存により適した条件が整うようになる。これ以上の流行拡大を防ぐためには、1人1人が感染予防策を改めて見直し、感染リスクの高い行動を避けて生活することが不可欠だ。第3波を乗り切るためのコロナ対策を、もう一度まとめた。

  • 寝たきり予備軍「フレイル」を防ぐためにできること

    老化を防ぎ、健康寿命を延ばすためには、加齢により心身が衰えた状態である「フレイル」の予防が必要になる。フレイルは、健康な状態と要介護状態の中間に当たるが、これを避けるために特に重要なのが「筋肉量の維持」だ。筋肉量が減少すると、足腰が弱くなって寝たきりにつながるだけでなく、認知症や心疾患のリスクが上がることも分かってきた。筋肉量を維持し、フレイルを防ぐために何をすればよいだろうか。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設 日経Gooday初割キャンペーン

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.