日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > スポーツ・エクササイズ  > 有森裕子の「Coolランニング」  > 有森裕子 川内優輝選手のプロ転向から見えてくるもの
印刷

有森裕子の「Coolランニング」

有森裕子 川内優輝選手のプロ転向から見えてくるもの

プロランナーとして五輪を目指すことの意味とは

 有森裕子=元マラソンランナー

 皆さんこんにちは。いよいよ梅雨のシーズンに突入しました。これからしばらく屋外で走る練習ができない日が続きます。この時期は、日々の生活の中での階段の上り下り、腹筋・背筋やスクワットといった補強トレーニングにしっかり取り組んでいきましょう。

東京五輪のマラソンコースが決定! 最後の上り坂でドラマも?

 さて先日、待ちに待った2020年東京オリンピックのマラソンコースが発表されました(コースマップは大会組織委員会のホームページに掲載)。新国立競技場をスタートした後、日本橋などを通過して東京スカイツリーを望む浅草・雷門の前を折り返し、銀座や新橋を通って南下します。東京タワーのそばにある増上寺の付近で折り返したら、今度は皇居外苑に向かい、二重橋前で再び折り返して新国立競技場へと戻ります。東京マラソンのコースをベースに、新国立競技場をスタートとフィニッシュ地点に据えた、東京の観光名所を世界に発信できるコースになりました。

 スタートからしばらくは、なだらかな下りが続く、選手にとっては走りやすいコースです。全体的にアップダウンが少ない平坦な道が続くため、高速レースが期待できるはずですが、当日の天気はもちろん、真夏の8月の開催なので、スタート時間も選手のコンディションに大きく影響するでしょう。

 また、終盤の37キロからは高低差約33メートルの上り坂ですから、駆け引きなどによりドラマチックな展開が見られるかもしれません。選手は大変でしょうが、観戦する側にとっては都内の景色を含め、見どころのあるコースといえるでしょう。

誰もが驚いた川内優輝選手のプロ転向

 コースが発表されたことで、“いよいよ”という高揚感からモチベーションが上がった選手もいると思います。特に男子マラソンでは、2018年2月の東京マラソンで2時間6分11秒のマラソン男子日本記録を出した設楽悠太選手(Honda)を筆頭に、井上大仁選手(MHPS)、大迫傑選手(Nike ORPJT)ら有力選手がひしめき合い、賞金制度の影響も受けて全体のレベルが少しずつ底上げされています。

 そんな誰が代表になってもおかしくない中で、先日世間を驚かせたのが、公務員ランナーの川内優輝選手(埼玉県庁)のプロ転向宣言でした。

 川内選手は、2018年4月のボストンマラソンで、2017年夏のロンドン世界選手権で金メダルに輝いたジョフリー・キルイ選手(ケニア)といった世界の強豪を撃破し、日本人男子として瀬古利彦さん以来31年ぶりとなる優勝を果たしました。

 その快挙だけでも十分インパクトのある出来事だったのですが、帰国後の記者会見で同選手は、「来年の4月から公務員をやめて、プロランナーに転向する」と、突然、プロへの転向を発表しました。公務員ランナーとして走り続けることにこだわりを持っていた彼だからこそ、誰もが驚いたニュースだったと思います。

2018年ボストンマラソンで初優勝した川内優輝選手。ゴール直後の笑顔。(写真:AP/アフロ)

1/3 page

最後へ

次へ

RELATED ARTICLES関連する記事

スポーツ・エクササイズカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 「胃がん」撃退のため知っておきたい最新情報

    これまで多くの人の命を奪い、「死の病」であった胃がんが、「ピロリ菌」除菌の登場によって未然に防ぐことができる病気になってきた。また、万が一胃がんになってしまった場合も、胃カメラによる検診を定期的に受けていれば、超早期の段階で見つけて治療し、胃の機能をほとんど損ねることなく日常生活に戻ることができる。本特集では、近年死亡率が大きく減少している胃がんの最新事情をまとめる。

  • 寝ても取れない疲れを取るには?

    「疲労大国」といわれる日本。「頑張って仕事をすれば、ある程度疲れるのは当たり前」「休む間もないほど忙しいが、やりがいがあるから、さほど疲れは感じない」などと思っている人も多いかもしれない。だが、睡眠時間を削るような働き方を続けていると、知らぬうちに疲れはたまる。結果、「寝てもなかなか疲れがとれない」という状態に陥るばかりか、免疫力の低下や、生活習慣病の発症につながることは多くの研究で知られている。疲労の正体から、疲労回復の実践的な方法までをまとめた。

  • つらい筋トレ不要? 効率的に「お腹を凹ませる」トレーニング

    薄着の季節になると、何かと気になる“お腹ぽっこり”。短期間で何とか解消したい!と思う人は多いだろう。しかし、スポーツジムでしっかり運動するのはつらいし、運動する時間を確保するのも大変だ。そこで、今回のテーマ別特集では、手軽に実践できる「ドローイン」と「猫背姿勢の改善」で“ぽっこりお腹”を解消していこう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2018 Nikkei Inc. All rights reserved.