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有森裕子の「Coolランニング」

有森裕子 遭難しかけて学んだトレイルランニングの効用と注意点

ゆっくり走って全身の筋肉をほぐし、バランス感覚を鍛えよう

 有森裕子=元マラソンランナー

米国でのトレイルランであわや遭難!

 現役時代は、フルマラソンのレースの3~4カ月前にトレイルランを取り入れていました。私がよく走ったのは、陸上選手が高地トレーニングを行う米国コロラド州のボルダーです。標高1600mのエリアで、時々マウンテンライオン(ピューマ)やクマが出て来るような自然豊かな場所ですが、登山というよりは、アップダウンを繰り返す山の尾根沿いを、1時間半ほど気持ちよく走っていました。タイムは計りませんが、キロ5分半~6分程度のペースでしょうか。

現役時代、コロラド州ボルダ―での高地合宿でよく走っていたトレイル。

 私は複数人で走るのはあまり好きではなく、自分のペースを守って1人で走りたいタイプ。前に人が走っていると地面の様子が見えづらく、走りにくいイメージがあります。しかし、1人で山道を走るのは遭難などの危険を伴います。かくいう私も一度身をもって体験しました。

 数カ月先にアトランタ五輪を控えた1996年の春先、私は米国ニューメキシコ州のアルバカーキで合宿を行っていました。練習が休みだったある日、メンバーと一緒に3人でトレイルランニングに出かけました。私は途中で仲間と別れ、さらに1人で道を突き進むことに。すると、しばらくして目の前に残雪が広がってきました。そろそろ帰った方がいいな、と思い、折り返して90分以上走ったのですが、元来た道に戻れない…。

ボルダ―のトレイルにはクマ出没注意の看板も。

 「あれ…。道に迷ったかも…」。不安が頭をよぎりました。雪はさらに深くなり、歩くことも大変になってきました。疲労が体を襲います。

 ポケットの中には、2枚の大きなクッキーのみ。水も持参していませんでした。クッキーは早々に食べ、日も落ち始めた夕刻、寒くて不安でこのままでは本当に遭難すると思った私は、歩きながらとうとう

 「Somebody help!」

 「Help me!」

 と大声で叫んでいました。

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