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有森裕子の「Coolランニング」

有森裕子 マラソンがくれたたくさんの “ご縁”

サプライズのバースデーパーティーで思わず涙

 有森裕子=元マラソンランナー

メダルがくれた様々な出会いを生かすのは自分自身

 五輪でメダルを獲得したからこそ、普段はなかなか知り会うことのない職業の方々とも交流を持つこともできました。俳優やミュージシャン、作家、政治家…。その中には、「五輪メダリスト」という肩書に興味を抱いたり、メディアを通じて見聞きした私の競技に対する姿勢に共感してくださったりして、声をかけてくださった方も多くいたでしょう。

 でも、メダルは人間関係を広げる1つのきっかけにすぎないと私はずっと思ってきました。メダルをきっかけに私に興味を持ってくれたとしても、その人が、そこからずっと私とお付き合いしたいと思ってくださるかどうかは、私の人間としての在り方や、引退後の生き方次第だと思っていたのです。

 そういう意味では、私は引退後、メダリストという立場だからできること、届けられるメッセージがあると信じ、ランニングを軸に様々な活動に挑戦してきました。すべての現場に全力で向かって行く私の姿や、不器用で真っ直ぐな生き様に共感してくださった方が、今も続いている仲間や友だちなのではないかと思っています。そうした方々が助けてくれたり、優しく見守ってくれたおかげで、私の人生は豊かなものになりました。これも、マラソンのおかげだと思っています。

地位も年齢も関係なく知り合えるマラソンの魅力

 ランニングは生涯スポーツの中でも特に競技人口が多く、市民ランナーが集まる教室やサークルなども全国に数多くあります。そうした場所に参加すれば、普段知り合うことのない企業の経営者や異業種の方とつながることもあるでしょう。 ランニングという共通の趣味があれば、初対面でも話しやすいですし、ランニングのことで相談したり、励ましあったりする仲間になれるかもしれません。地位も、名誉も、年齢も、性差も、まったく関係のない、フラットな関係を築ける。これは、意図的にしようと思ってもなかなかできない、とても貴重なご縁です。

 ランニングは、いつでもどこでも、1人で気楽に楽しめる自由なスポーツですが、ランニング生活をさらに楽しいものにするために、また自分の世界を広げるために、ランニング仲間を作ってみてはいかがでしょうか。

(まとめ:高島三幸=ライター)

有森裕子(ありもり ゆうこ)さん
元マラソンランナー
有森裕子(ありもり ゆうこ)さん

1966年岡山県生まれ。バルセロナ五輪(1992年)の女子マラソンで銀メダルを、アトランタ五輪(96年)でも銅メダルを獲得。2大会連続のメダル獲得という重圧や故障に打ち勝ち、レース後に残した「自分で自分をほめたい」という言葉は、その年の流行語大賞となった。市民マラソン「東京マラソン2007」でプロマラソンランナーを引退。2010年6月、国際オリンピック委員会(IOC)女性スポーツ賞を日本人として初めて受賞した。

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