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加齢黄斑変性

急激な視力低下を招く「加齢黄斑変性」

失明原因の第4位、老化現象では済まない病気の実態とは

 聞き手:稲垣麻里子=医療ジャーナリスト

高齢者の視力低下の原因として、最近注目されている「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」。60代、70代に多く発症し、ある日突然、物が歪んで見えたかと思うと、短期間に視力低下が著しく進み、生活に大きな支障を来す。欧米では失明原因の第1位、日本でも第4位であり、50歳以上の1%に発生するという報告もある。加齢黄斑変性の原因や症状について、日本大学病院アイセンター長の島田宏之医師に聞いた。加齢黄斑変性の第2回は「網膜を傷つける異常な血管を叩く『抗VEGF療法』」で9月8日公開、第3回は「まずは禁煙!加齢黄斑変性の予防法」で9月11日公開予定。

回答者
島田 宏之医師
日本大学病院アイセンター長・教授

Q このところ、新聞を読んでいると、中心が歪んで見えることがあります。疲れ目かな、老眼が進んだのかな、と思い、老眼鏡を買い替えてみましたが、歪み方にあまり変化はありません。真ん中がぼやけて暗く見えることもあります。何か目の病気でしょうか。(62歳・男性)

A 視野の中心がぼやけたり、歪むという症状がある場合、「加齢黄斑変性」の可能性があります。この病気は、加齢によって網膜の中心部にある「黄斑」と呼ばれる1.5~2ミリメートルくらいの範囲に障害が起きて、視力が低下する病気です。黄斑は、物の詳細を見分けたり、文字を読んだりするのにとても大切な所で、光を感じる視細胞が集中しているため、黄斑の障害は視力に大きな影響を及ぼします。加齢黄斑変性には黄斑が萎縮する「萎縮(いしゅく)型」と新生血管(*1)が原因となる「滲出(しんしゅつ)型」の2つのタイプがあり、日本人の9割は滲出型です。

(*1)新生血管:炎症が起きたり、既存の血管が詰まるなどして酸欠状態に陥ったとき、既存の血管に分岐する形で発生する新しい血管。血管網を構築する生理現象でもある。

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