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尿路結石

生活改善と薬物療法で尿路結石の再発を防ぐ

再発を繰り返すと慢性腎臓病のリスクが上昇

 聞き手:稲垣麻里子=医療ジャーナリスト

尿路結石は、治療を受けた人の半数近くに再発がみられる。一度、発症しているということは、尿路結石を作りやすい体質や生活習慣があるということ。生活習慣を改善して、再発するリスクを下げることが大切だ。再発を繰り返すと、腎臓にダメージを与えて取り返しがつかなくなることもある。再発予防のために何ができるのか、杏林大学医学部付属病院泌尿器科教授の奴田原(ぬたはら)紀久雄医師に聞いた。尿路結石の第1回は「自覚症状のない尿路結石にどう対処するか」、第2回は「衝撃波や内視鏡で尿路結石を外科的に治す」

回答者
奴田原紀久雄医師
杏林大学医学部付属病院 泌尿器科 教授

Q 以前、結石が尿管に詰まる尿管結石になり、最終的には自然に石が出たのですが、ひどい痛みに苦しみました。結石は再発することが多いと聞いたのですが、かなり大変な思いをしたので、二度と再発させたくありません。再発を予防するためにはどうしたらよいですか。(47歳・男性)

A 尿は腎臓から尿管を通って膀胱にたまり、尿道から排泄されますが、この尿の通り道(尿路)に結石がある状態を尿路結石と呼びます。尿路結石の再発率は、1年で10%、5年で46%、10年で60%とかなり高率です。再発には、新たに結石ができるもののほか、ESWL(体外衝撃波結石破砕術)や内視鏡治療後の小さな残石が再び増大するものがあります。結石ができるのには、偏った食生活や、ホルモン・代謝の異常が関係していることが分かっています。治療前と同じ生活を続けていれば、結石の再発リスクは上昇します。尿路結石は慢性腎臓病の前兆を示す重要なサインです。再発や重症化の防止のためには、定期検診で石が小さいうちに発見し対処することと、食生活を中心とした生活改善を心がけることが大切です。

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