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不眠症

認知行動療法で「眠れる生活」を取り戻す

誤った生活習慣と思考パターンを改め、不眠症を根本から治す

 聞き手:稲垣麻里子=医療ジャーナリスト

不眠症に対する根本的な治療法として、欧米で広く実施されている「認知行動療法」。眠りに対する誤った思い込みを解消し、快眠を妨げている生活習慣を見直すことで、不眠を改善する治療法だ。日本でも、睡眠薬の使用に抵抗を感じる患者や、睡眠薬をやめたいと考えている患者などを対象に、薬物療法の補助療法として認知行動療法を行う医療機関が増えつつある。不眠症改善のための認知行動療法にいち早く着目し、日本に普及させた、睡眠総合ケアクリニック代々木(東京都渋谷区)理事長の井上雄一医師に認知行動療法の具体的な実施法や有効性について聞いた。不眠症の第1回は「つらい不眠、こじらせる前に病院へ」、第2回は「睡眠薬との上手な付き合い方」、第4回は「ぐっすり眠れる生活リズムの作り方」で5月24日公開予定。

回答者
井上雄一医師
睡眠総合ケアクリニック代々木(東京都渋谷区)理事長

Q 不眠のため、睡眠薬を3年以上、ほぼ毎日使用しています。そろそろ薬を止めたいと考えていて、薬以外の治療法を探しています。認知行動療法を試してみたいのですが、メリットとデメリットを教えてください。(60歳・女性)

A 認知行動療法は、「眠れない要因となった生活習慣」と「眠れなくなった思考パターン」を改めるための心理療法です。眠れない症状に対して、(1)自分の状態に気付く、(2)今までと違うパターンを試す、(3)良いパターンを身につける─という3段階で進めます。
 認知行動療法には、副作用がなく、薬物療法と同じぐらい効果があるのですが、短期間に効果が表れにくいという特徴があります。そのため、心理療法を受けられる医療機関などに、一定の期間にわたって通院して継続的に指導を受ける必要があります。すぐに効果が出ないので、あきらめて中断してしまいがちですが、薬物療法の補助療法として行うと根本治療として有効かと思われます。

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