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忘年会シーズン直前! 二日酔い最新撃退法

第3回 二日酔いの朝、どうすれば楽になる?

まずはたっぷりの水分補給、できれば安静に

 武田京子=ライター

いくら気をつけて飲んでいても、翌朝起きたら二日酔いということもあるだろう。そんな二日酔いの対処法にまつわる噂にも、ウソとホントがある。前回の「酔わない飲み方」とも一部重複するが、今回は二日酔いの体調、気分軽減という観点から、世の中で知られる対処法のウソとホントを整理してみた。併せて、二日酔いの症状改善に役立つとされる市販薬やドリンク剤も紹介する。

 

噂その1 二日酔いは迎え酒で治る

答え ウソ!

 迎え酒は「向かい酒」や「朝酒」とも呼ばれ、二日酔いの症状を緩和させる方法として江戸時代から行われていた風習だという。しかし、実は症状が和らぐと感じるのは、ただの錯覚だ。

 三菱UFJニコスの産業医である中野里美さんは、「迎え酒をすると、一時的に脳が麻痺するために、頭痛や吐き気といった二日酔いの気持ち悪さを感じにくくなるだけです。実際に二日酔いの状態が改善しているわけではありません」と話す。

 また、医師で薬局の経営者でもある狭間研至さんも、「迎え酒により、せっかく下がってきている血液中のアルコール濃度を再び上げ、弱った肝臓にさらにむち打つことになります。迎え酒は厳禁です。もし、二日酔いになる度に迎え酒をしてしまうようなら、もはやアルコールへの依存があるのかもしれません」と注意を促す。

 

 

噂その2 たっぷり水分を補給すると回復が早い

答え ホント!

朝起きたらまずは水分補給を。(©tooru sasaki / PIXTA)

 二日酔い対処法の中で最も簡単でかつ効果が期待できるのが水分補給だ。

 「二日酔いの朝には、体が脱水状態になっています。まずは十分に水分補給をするのが重要です。その際、経口補水液やスポーツドリンクなら、水分とともに失われている電解質や、ブドウ糖なども補給できるのでお薦めです。市販の経口補水液などでは『味が濃い』と感じて飲みにくいようなら、水か白湯で薄めて自分の飲みやすい濃さにするのも一法です」と中野さん。

 二日酔いの朝に経口補水液を買いに行くのはおっくうなもの。家に備えがなければ自分でも簡単に作れる。1リットルの水に白砂糖40gと塩3gを入れて溶かすだけだ。飲みやすくするため、レモンやグレープフルーツを搾ったり、手持ちのリンゴジュースやオレンジジュースなど、好みのジュースを混ぜたりすると飲みやすくなる。カリウムなどのミネラルやビタミンの補給もできる。

 また、前回(第2回「酔わない飲み方、7つのウソ・ホント」)も解説したようにトマトジュースには、アルコールの代謝を促す効果もあるとされているので、トマトジュースを飲むのもいい。

タウリンなどを豊富に含むシジミ汁もお薦め。(©BUG's MARKET / PIXTA)

 さらに、味噌汁も効果があるという。「二日酔いにはシジミの味噌汁」とよくいわれるが、あながちウソでもないようだ。シジミは、胆汁の分泌を促進し、肝臓の解毒作用を高める効果があるタウリンのほか、肝臓の働きを高めるメチオニンなどのアミノ酸や、ビタミンB群を豊富に含んでいるためだ。

 シジミ汁でなくても、味噌汁は塩分と大豆由来のタンパク質を豊富に含み、ただの水よりも飲みやすく効果も高い。野菜などをたっぷり入れた具だくさんの味噌汁なら、食欲がわかない朝でも摂りやすい。

 狭間さんは、「人間は体が欲するものをおいしいと感じるようです。二日酔いの朝の飲み物や味噌汁は、自分が飲みたいと感じる甘みや塩気に調整して、飲むといいでしょう」と話す。

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