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忘年会シーズン直前! 二日酔い最新撃退法

第2回 酔わない飲み方、7つのウソ・ホント

王道は、きちんと食べながら飲むこと

 武田京子=ライター

お酒をたくさん飲んで楽しみたいけれど、二日酔いが怖い…。そんなあなたのために、巷間語られる、酔わない飲み方、二日酔いにならない飲み方が、ウソかホントかを取材を基に整理してみた。これで忘年会も安心だ。

 

噂その1 空きっ腹で飲むと酔う

答え ホント!

食べながら、ゆっくりと(©jazzman / PIXTA)

 通常、体の中に入ったアルコールは、約20%が食物と共に胃から、残り80%が小腸から吸収された後、肝臓へと運ばれ代謝される。食物が消化されるまでのあいだ胃の幽門(胃の出口)は収縮、アルコールも小腸へすぐに流れず胃に留まり、吸収も遅れる。

 しかし、空腹時にお酒を飲むと、消化される“食物”がないため、アルコールは胃を素通りしてほとんどが小腸に流れ込み、アルコールの吸収が早くなってしまう。そのために、空腹でお酒を飲むと、酔いやすいというわけだ。このとき、飲んだお酒がアルコール度数の高い、濃いものなら、なおさら急激に血中のアルコール濃度は高くなり、酔いやすくなる。

 医師で薬局経営者でもある狭間研至さんは、「お酒を食事やおつまみと一緒にとると、アルコールが胃に留まる時間が延びるため、吸収が緩やかになり、血液中のアルコール濃度が急激に上がるのを抑えられます。また、お酒だけを飲んでいる場合に比べ、飲むペースも抑えることができるので一石二鳥です」とアドバイスする。

 

噂その2 枝豆、焼き鳥は酔い防止にもなる

答え ホント!

 では、どんな食べ物が良いのだろうか。ビールのおつまみの代表選手と言えば枝豆。実はこれは理にかなっている。というのは、肝臓の機能がしっかり働くには十分なタンパク質が必要だが、枝豆=大豆は“畑のお肉”と言われるほどタンパク質が豊富な食材で、100gに約12gものタンパク質を含んでいるからだ。

 動物実験では、高タンパク質のエサを与えられたラットでは、血液中のアセトアルデヒドの量が増えにくいという報告もある。枝豆と同じようにタンパク質が豊富な焼き鳥などの肉類、刺し身などの魚、卵料理もお薦めだ。

 また、タコやイカ、ホタテ、シジミといった魚介類には、タンパク質のほか、タウリンという成分が豊富に含まれる。タウリンは、胆汁の分泌を促したり、アルコールの代謝に必要な酵素の作用を助けたり、肝細胞の再生を促進する作用があるといわれている。その意味でもお酒のお供に相応しい食べ物といえる。

 アルコールの代謝過程では、ビタミンやミネラルも失われやすい。それらを補給するには、サラダやフルーツなどを摂るといい。

 一方、「飲む前に牛乳を飲んでおくと、胃に膜ができてアルコールの吸収が抑えられる」という“噂”もあるが、これは間違い。そもそもアルコールの分子はごく小さく、牛乳で膜ができたとしてもアルコールはそのすき間を通過して吸収されてしまう。「牛乳の膜がアルコールの吸収を抑えるというより、アルコールの刺激で胃壁が荒れるのを和らげる効果が期待できるということです」と狭間さん。

 ただし、牛乳にはタンパク質も多いため、前述したように、アルコールの代謝を促す効果は期待できそうだ。酔い防止ではなく、胃粘膜を保護する効果を望むなら、牛乳と同様に脂肪分を含むチーズやナッツ、レーズンバターなどもいい。

表◎ 飲みながら食べたい食べ物
肝臓が必要とするタンパク質が豊富なもの枝豆、納豆、焼き鳥、刺し身、出し巻き卵、など
アルコール代謝で失われがちなビタミンやミネラルが豊富なものグリーンサラダ、ポテトサラダ、大根おろし、フルーツ、など
アルコールの代謝を促進するトマトジュース
胆汁の分泌を促し、肝臓でのアルコール代謝に必要な酵素を助けるタウリンが豊富ホタテ、イカ、タコ、アサリ、シジミ、など
アルコールで胃壁が荒れるのを和らげるチーズ、ナッツなど、脂肪分を含むもの
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