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一度失われた腎機能は戻らない! 「腎機能キープ」の鉄則は糖尿病、高血圧の予防

健康年齢がぐんぐん若返る「検査値」改善のヒント【腎臓編】

 村山真由美=フリーエディター・ライター

健康診断の結果を見る時、血糖、脂質、肝機能などは興味をもって見ても、腎機能はスルーという人は案外多いのではないだろうか。しかし、“肝腎要”というように腎臓は大切な臓器。しかも、一度機能が低下すると元には戻らないというから、できるなら腎機能の低下は避けたい。そこで、腎臓にまつわる健診結果の見方や腎臓病の予防法について、腎臓・代謝病治療機構(東京都渋谷区)代表の中尾俊之医師に聞いた。

 健康年齢を決める要素の1つ、腎機能。自分の健康度を反映する「健康年齢」(関連記事「この異常値が危ない!? 健診で分かるあなたの『健康年齢』」)を若返らせるためには、腎機能に関する検査値も改善したいところだ。だが、「腎機能は残念ながら、一度失われると戻すことはできないのです」と、腎臓病のエキスパートで腎臓・代謝病治療機構(東京都渋谷区)代表の中尾俊之医師。「だからこそ、現在の腎機能をキープし、低下させないことが一層大事になるのです」と続ける。

たんぱく尿は腎機能の異常のサイン

表1◎ 健康年齢の算出に用いる検査項目
健康年齢少額短期保険が採用している検査項目。「健康年齢少額短期保険」のウェブサイトで、この12項目を用いた健康年齢の算出が行える。

 健康年齢の算定に使う、健診項目の「尿たんぱく」は腎機能の指標だ。結果は(-)(±)(+)(++)(+++)で判定されるが、これは、尿中のたんぱく質の濃度を現しているという。

 腎臓にはさまざまな働きがあるが、まず、知っておきたいのは血液中の老廃物を濾過する働きだ。体内をめぐって腎臓に入ってきた血液には栄養分と老廃物が混在している。これを濾過することによって栄養分は残し、老廃物は尿として排泄するのが腎臓の仕事だ。

 腎臓に血液を運ぶ腎動脈は腎臓のなかで枝別れして細くなり、毛細血管が糸くずのように絡み合った組織になる。それが糸球体だ。糸球体はフィルターの役割をして血液を濾過している。

 「通常、栄養分であるたんぱく質は、糸球体を通らないようになっていますが、糸球体に障害が起こると、たんぱく質が糸球体を通って尿にもれ出てしまいます。つまり、尿にたんぱく質が出ているということは、糸球体に何らかの異常があるということを意味します」(中尾医師)。

図1◎ 腎臓の構造と糸球体の役割
腎臓にはネフロンという機能単位があり、血液中の老廃物を濾過している。ネフロンを構成する糸球体は、毛細血管が糸くずのように絡み合った構造をしていて、フィルターの役割を果たしている。

 健康な人でも尿中にたんぱく質は少しは出ているというが、「その程度によって(-)は陰性、(±)は微妙な状態、(+)は陽性となります。たんぱく質の濃度が上がると(++)(+++)と数が増えていきます。(±)までは一応正常と考えていいですが、(+)の場合は再検査を受けてください」(中尾医師)。

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