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健康寿命を左右する主食の選び方

内臓脂肪が減る、血糖値上昇も抑える…大麦が注目される4つの理由

第2回 世界が認める大麦の健康効果、腸内環境の改善にも効果

 柳本 操=ライター

肥満対策、メタボ対策のために、“減らしたほうがいい”と思いがちなのが「主食」。しかし、主食は私たちの健康を左右する大切な食べ物だ。主食を「何でとるか」が、血糖値はもちろん、メタボ、さらには寿命にまで影響することが、最新の研究によって分かってきた。本特集では、私たちが主食をどう選ぶべきかについて、大妻女子大学家政学部教授の青江誠一郎さんに聞いていく。第2回となる今回は、数ある穀物の中でも今注目の大麦の効果に迫る。

今、世界的に注目されている全粒穀物

穀物由来の食物繊維を上手にとっていくのが大切。では、どの穀物を選べばいいのだろうか。(c)Strahil Dimitrov -123rf

 肥満やメタボ、糖尿病などを気にする私たちが、真っ先に減らしがちなのが、ごはんやパンなどの主食だろう。実際、ごはんの量を半分にするなど、主食を減らしている人は少なくない。

 しかし、主食を単純に減らすだけだと、食物繊維が不足し、腸内環境の悪化につながる可能性がある。そして、「穀物由来」の食物繊維の摂取量が、糖尿病はもちろん、がんや心筋梗塞、脳卒中、さらには総死亡リスクなども左右することが最近の研究で明らかになっている(詳しくは特集の第1回「全粒穀物で死亡リスクが下がる! 『主食の選択』が健康寿命を左右する」を参照)。肥満やメタボを気にする私たちこそ、「穀物由来」の食物繊維を上手にとっていく必要があるのだ。

穀物の構造(小麦の例)
全粒穀物は、外皮部分や胚芽などが削られずに残った状態のもの。小麦などは外皮に食物繊維を多く含んでいる。

 そこで今、世界的に注目されているのが、穀物の中でも食物繊維を多く含む「全粒穀物」だ。

 全粒穀物とは、精製されていない穀物のことをいう。穀物の外皮部分や胚芽などがほとんど削られずに残った状態で、これらが含む食物繊維を余すことなくとることができる。米国では、1日に摂取する穀物の半分を、全粒穀物で摂取することが推奨されている

全粒穀物といっても、どれがいい?

 全粒穀物は、米であれば玄米がそれにあたる。パンなら外皮や胚乳を含めた小麦を丸ごと粉にした全粒粉パン、外皮のふすまを含むブランパンがある。このほか、シリアルにも小麦ふすまを主体としたものや、オート麦(オートミール)やライ麦入りのグラノーラなど、いろいろな選択肢がある。全粒穀物はどれも食物繊維が豊富なので、まずは自分の好みやライフスタイルに合わせて選べばいい。

 だが、スーパーなどの店頭に行くと、玄米、雑穀、大麦とさまざまな穀物が並んでいるので、どれを選べばいいかよく分からないという人も少なくないだろう。食べるなら「より健康効果が高いものを選びたい」というのも多くの人の偽らざる本音だ。実際、穀物は食物繊維の量が異なるだけでなく、それぞれに特徴がある。

 数ある穀物のうち、今、最も注目されているのが大麦だ。ここ1、2年テレビなどでも頻繁に登場し、店頭でも一時期品薄になったことをご存じの人も多いだろう。

 なぜ大麦が注目されているのか。食物繊維の健康効果に詳しい大妻女子大学家政学部教授の青江誠一郎さんは、「大麦の良さは、水溶性食物繊維を豊富に含むこと。この特徴によって、食後血糖値の上昇を抑える、内臓脂肪を減らすといったさまざまな働きを発揮するのです」と話す。そこで今回は、注目の大麦の健康効果を青江さんに聞いていく。青江さんはかねてから大麦に注目し、これまで通算10年以上にわたって研究し続けてきた第一人者だ。

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