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「腰が痛い」ときの対処法 ~この方法で痛み解消

「腰が痛い」ときの自己診断~あなたの腰痛はどのタイプ? どうすれば治る?

第3回 様々な腰痛の症状と原因を知り、治療法を理解したい

 梅方久仁子=フリーライター

骨粗しょう症性圧迫骨折~くしゃみをしただけで骨折することも

どんな病気

 骨粗しょう症により骨がもろくなり、背骨が押しつぶされるように骨折すること。閉経後の女性や老人は骨粗しょう症になりやすく、骨組織が脆弱となるため脊椎のみだけでなく手首や大腿骨の付け根に骨折を生じやすくなる

 脊椎圧迫骨折は重いものを持ち上げたり、尻もちをついたりして起こり、胸椎と腰椎の境界部の近くで骨折が起こることが多い。骨粗しょう症の重症例では、くしゃみをしただけで骨折することもある。また腰痛があっても病院に行かずに圧迫骨折に気づかないままのことや、徐々に骨折が進行するために腰痛を自覚しないこともある。

 栄養の偏りや日光浴不足、他の病気の治療のためにステロイド薬(プレドニンなど)の長期間服用があれば若い人にも起こることがあり注意を要する。レントゲンでみられる骨折の部位と痛みが一致することが診断の根拠となる。また、一回のレントゲン結果では骨折がはっきりせずに見逃されてしまうことがあり、強い痛みが続く場合はレントゲンの再検査を受けることが勧められる。

治療法

 骨折を悪化させないために絶対安静が必要であるが、プラスチック製の硬性コルセットを装着することでトイレに行ったり、食卓で食事をすることが可能になる。骨癒合が得られるまでには2~3カ月を要し、その間は活動的な生活は控えなければならない。レントゲンで骨折した椎骨に骨新生がみられれば治癒となるが、再骨折を予防するためには骨粗しょう症を治療することが勧められる。

腰椎分離症・分離すべり症~成長期の子どもに起こりやすい

どんな病気

 腰椎分離症とは椎体と椎弓とをつなぐ椎弓峡部に疲労骨折が起こり、椎体と椎弓が離れてしまう病気のこと。成長期の子どもが、スポーツとくに腰を反らせたり、反らせて捻ったりする動作を繰り返す運動で生じやすいとされ、第5腰椎に多くみられる。

 分離した腰椎が徐々に前方にすべったものが腰椎分離すべり症と呼ばれる。腰椎分離症や分離すべり症が腰痛の原因になることはあっても必ず腰痛を起こすとは限らず、一流スポーツ選手の中にもこの病気を抱えたまま活躍している人はたくさんいると言われている。分離症初期はレントゲンでは診断がつきにくく、CTやMRIを行うことは早期診断に有用である。

治療法

 腰痛で受診して腰椎分離が初期で見つかった場合は、コルセットを装着して4~6カ月間は運動を休止する。治療経過中にレントゲンやCTを行って分離部に骨癒合が得られればスポーツに復帰できる。分離部が硬化して骨癒合が期待できない状態であれば、長期間の安静をとらずに腰痛が改善すればスポーツに復帰してもよい。

 大人になってから腰椎分離症が偶然みつかる場合もあるが、症状がなければ治療の必要はない。腰痛や脚のしびれなどが持続して薬物療法による改善が得られず、日常生活に支障を来すようであれば手術を検討する。圧迫された神経を解放し、不安定な腰椎を固定することにより症状の改善が期待できる。

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