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がんを予防する生活習慣見直し講座

日本人が最も気をつけるべきは食塩! 今の2割減らす

第2回 野菜・果物はいろいろなものを合わせて1日400g取る

 

日本人の死因第1位のがん。生涯でがんになる確率は男性63%、女性47%にも達する。毎年36万人以上がこの病気で亡くなり、その数は年々増えている。国立がん研究センターの社会と健康研究センター長の津金昌一郎さんと、がん対策情報センターがん統計・総合解析研究部長の片野田耕太さんに、食生活の見直しについて聞いた。

 食生活はがんのリスクにどのような影響があるのだろうか。「日本人が最も気を付ける必要があるのは塩分です。塩辛、たらこ、漬物などの高塩分食品の摂取量が多い人は、少ない人に比べて、日本人に多い胃がんを発症するリスクが高くなる。また塩分の多い食事を取り続けると、高血圧症から脳卒中にもなりやすくなります」と、国立がん研究センターの社会と健康研究センター長の津金昌一郎さんは解説する。

 「日本人の食事摂取基準」(厚生労働省、2015年版)では、塩分摂取量は男性で1日8g未満、女性で7g未満に抑えることを勧めている。国民健康・栄養調査(14年)によると、1日平均で男性が10.9g、女性が9.2g取っているので、2割以上食塩の量を減らす必要があるわけだ。

赤肉は食べ過ぎても少な過ぎてもNG

 2015年10月、世界保健機関(WHO)の専門機関が加工肉を、発がん物質として最も確実性が高く、たばこと同ランクの「人に対する発がん性がある」グループIに分類したことが話題を呼んだ。「確かに、日本人でも、牛肉や豚肉などの赤肉と加工肉を1日100g以上食べ続けたら、大腸がんのリスクは上がると思われる」と津金さんは指摘する。

 ただ、肉類の油や乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸は、脳出血や脳梗塞(こうそく)を予防する効果がある。「肉を全く食べないのも、寿命を縮めかねません。肉も魚も食べる現代の日本食が理想的で、特に高齢になればなるほど、適度に肉を取ったほうがいい」と津金さん。

がんのリスクを上げる食品・飲料
[赤肉・加工肉] 毎日大量に食べれば日本人でもリスク大。世界がん研究基金は、「赤肉を1日71g(生肉に換算すると約90g)未満、週500g未満にし、加工肉は最小限にとどめること」と勧告している。

 リスクを上げる可能性あり:大腸がん

[高塩分食品] 高塩分食品は胃の細胞を守る粘液にダメージを与えて、ピロリ菌の持続感染を助け、胃がん発症のもとに。食材を塩蔵する過程で作られる発がん物質が影響しているとの説もある。

 リスクをほぼ確実に上げる:胃がん

[熱い飲食物] 熱い飲食物によって口の中、喉、食道の粘膜のやけどを繰り返すと、舌、喉頭、食道に炎症を起こし、がんが発症しやすい。熱い飲食物は慌てて口にせず、冷ましてから。

 リスクをほぼ確実に上げる:食道がん

[穀類] 米飯中心の食事が胃の入り口部分以外に発生する胃がんのリスクを上げるとの報告がある。「米飯そのもののより、高塩分食品を一緒に食べている影響が大きい可能性がある」と津金さん。

 リスクを上げる可能性あり:胃がん

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